Nihon koten bungaku zenshū, 第 39 巻Shōgakkan, 1978 |
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... はず売り出、芝の土器町のすゑに、小家勝ちなる淋しき所に廻りしに、板屋まばらちけちようこいへ 11 ふだぎぞうさん札、浪人らしく見えて、. なさけ文、残る物とて、米八合。徳三郎も返事しかねて、赤面し、迷ていしゅ惑さらなる様子を見て、亭主もとほり ...
... はず売り出、芝の土器町のすゑに、小家勝ちなる淋しき所に廻りしに、板屋まばらちけちようこいへ 11 ふだぎぞうさん札、浪人らしく見えて、. なさけ文、残る物とて、米八合。徳三郎も返事しかねて、赤面し、迷ていしゅ惑さらなる様子を見て、亭主もとほり ...
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... はずなり。それがし女好めば、月鉾の町に歴々の 11 しゅがくじ入縁あれども、かつて取りあはず。それのみならず、修学寺のごしょのりものうしろおび御幸に、御所乗物につきの、紫に四つ紋の後帯、玉むすびかひ一五どうじきやうの黒髪の見ゆるもうたてく ...
... はずなり。それがし女好めば、月鉾の町に歴々の 11 しゅがくじ入縁あれども、かつて取りあはず。それのみならず、修学寺のごしょのりものうしろおび御幸に、御所乗物につきの、紫に四つ紋の後帯、玉むすびかひ一五どうじきやうの黒髪の見ゆるもうたてく ...
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... はず、ひたと寄りて、おもはず、「うれしや」と声をあげて、すこし笑うて顔見あはせしは、ぞつとして、うき世の人ともおもばれず。しばらく物をもいはずありしが、しづまおどろき、我は衆道のやくそくせしに、これはおもひよらず、人のいふべき事も ...
... はず、ひたと寄りて、おもはず、「うれしや」と声をあげて、すこし笑うて顔見あはせしは、ぞつとして、うき世の人ともおもばれず。しばらく物をもいはずありしが、しづまおどろき、我は衆道のやくそくせしに、これはおもひよらず、人のいふべき事も ...
多く使われている語句
あっ あら あり いた うち かけ ける ここ こそ ざし させ さて さま しゅ しら たま たる ちゅう つき とい という といふ となり ども ながら なき なし なっ など なら なり なる なれ にし ばかり はず はなし はり ひと べき べし へり ほか ほど まし また まで むかし やう よく より られ 衛門 花車方 寛永 寛文 帰り 狂言 興福寺 見え 見る 元禄 好色一代男 江戸 行く 行灯 左衛門 思ひ 捨て 取り 衆道 出家 女方 上村吉弥 振袖 申し 申す 申せ 世に 西鶴 太夫 男色 貞享 定紋 道頓堀 日本永代蔵 入り 入れ 年刊 付け 兵衛 野郎 役者 立ち 立役