Nihon koten bungaku zenshū, 第 39 巻Shōgakkan, 1978 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 78
ページ
... 取り乗りける。其の中に勘内、高き玉座に居て、そのゆゆしさ、むかしに引き替へ、皆々見違へける。舟より心静かにあがり、前に使はれし親方のもとに行けば、いづれただいまたつなかみやこもおどろき、様子聞くに、「それがし只今は、竜の中都に流れがひも ...
... 取り乗りける。其の中に勘内、高き玉座に居て、そのゆゆしさ、むかしに引き替へ、皆々見違へける。舟より心静かにあがり、前に使はれし親方のもとに行けば、いづれただいまたつなかみやこもおどろき、様子聞くに、「それがし只今は、竜の中都に流れがひも ...
ページ
ひとつかけるを、一抓み、取りてあがれば、峰より、年々流れ込みて、うつはものこしらかたまりし漆なれば、忍びて器を拵へ、我が宝にして、取りただのちて帰り、これを商売するにぞ、只取る金銀、後には、置き所もなかりし。人みな、気を付けければ、なほ ...
ひとつかけるを、一抓み、取りてあがれば、峰より、年々流れ込みて、うつはものこしらかたまりし漆なれば、忍びて器を拵へ、我が宝にして、取りただのちて帰り、これを商売するにぞ、只取る金銀、後には、置き所もなかりし。人みな、気を付けければ、なほ ...
ページ
... 取り目なく、四五年の荒野とりね。 りぬ。やみねんぐなりて、皆、御 越前国、敦賀の大港に、榎本万左衛門といって、もともとは百姓だが、副業に商業を営んでいるものがあった。ずいぶん賢明に立ちまわって、この在所の市に出店を出し、都の花盛りを思わ ...
... 取り目なく、四五年の荒野とりね。 りぬ。やみねんぐなりて、皆、御 越前国、敦賀の大港に、榎本万左衛門といって、もともとは百姓だが、副業に商業を営んでいるものがあった。ずいぶん賢明に立ちまわって、この在所の市に出店を出し、都の花盛りを思わ ...
多く使われている語句
あっ あら あり いた うち かけ ける ここ こそ ざし させ さて さま しゅ しら たま たる ちゅう つき とい という といふ となり ども ながら なき なし なっ など なら なり なる なれ にし ばかり はず はなし はり ひと べき べし へり ほか ほど まし また まで むかし やう よく より られ 衛門 花車方 寛永 寛文 帰り 狂言 興福寺 見え 見る 元禄 好色一代男 江戸 行く 行灯 左衛門 思ひ 捨て 取り 衆道 出家 女方 上村吉弥 振袖 申し 申す 申せ 世に 西鶴 太夫 男色 貞享 定紋 道頓堀 日本永代蔵 入り 入れ 年刊 付け 兵衛 野郎 役者 立ち 立役