Nihon koten bungaku zenshū, 第 39 巻Shōgakkan, 1978 |
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... 行く。その跡に通るものを、何と聞くに、「これは正しく、鳥類なるが、おのがぎやうにんとりあしたかあしだ身を大事がる」といふ。また見に行くに、行人、鳥足の高足駄をはきて、道をしづかに歩み行く。「さても、あらそはれぬ事どもなり。とてもなぐさみ ...
... 行く。その跡に通るものを、何と聞くに、「これは正しく、鳥類なるが、おのがぎやうにんとりあしたかあしだ身を大事がる」といふ。また見に行くに、行人、鳥足の高足駄をはきて、道をしづかに歩み行く。「さても、あらそはれぬ事どもなり。とてもなぐさみ ...
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... 行く時、「あの国の女の、いたづらを皆々、見せましたい事ぢや」といふ。「それはなる事か」といへば、「それがしのままなり。十日一五ひまいリしろがねぜにばかりの隙入りにして御越しあれ。銀銭を舟に一ぱい積みてまらせん」と申せば、「我はつねの ...
... 行く時、「あの国の女の、いたづらを皆々、見せましたい事ぢや」といふ。「それはなる事か」といへば、「それがしのままなり。十日一五ひまいリしろがねぜにばかりの隙入りにして御越しあれ。銀銭を舟に一ぱい積みてまらせん」と申せば、「我はつねの ...
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... 行く水につれて泡の間もなく消ゆる命と惜しみ、すくひあげて呑みつる物を」と申す。三之丞うち笑ひて、「人によろこばしたまふを、あだには聞かず」と云ひ捨てて、岸根づたひに帰り姿、素面自然の美男にしんしくうていさんしんによして、又云ふべからず ...
... 行く水につれて泡の間もなく消ゆる命と惜しみ、すくひあげて呑みつる物を」と申す。三之丞うち笑ひて、「人によろこばしたまふを、あだには聞かず」と云ひ捨てて、岸根づたひに帰り姿、素面自然の美男にしんしくうていさんしんによして、又云ふべからず ...
多く使われている語句
あっ あら あり いた うち かけ ける ここ こそ ざし させ さて さま しゅ しら たま たる ちゅう つき とい という といふ となり ども ながら なき なし なっ など なら なり なる なれ にし ばかり はず はなし はり ひと べき べし へり ほか ほど まし また まで むかし やう よく より られ 衛門 花車方 寛永 寛文 帰り 狂言 興福寺 見え 見る 元禄 好色一代男 江戸 行く 行灯 左衛門 思ひ 捨て 取り 衆道 出家 女方 上村吉弥 振袖 申し 申す 申せ 世に 西鶴 太夫 男色 貞享 定紋 道頓堀 日本永代蔵 入り 入れ 年刊 付け 兵衛 野郎 役者 立ち 立役