Nihon koten bungaku zenshū, 第 39 巻Shōgakkan, 1978 |
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... 衛門にくし。書置きを証拠に、この金子請けとれ」と、跡先かまはず、談合しめ、この通り申せば、善右衛門駭き、はうあひたいがってん「その方、皆々相対にて、親仁世にまします時、よくく合点となし」と、いへば、三人顔色かへて、「何か隠す事には非ず ...
... 衛門にくし。書置きを証拠に、この金子請けとれ」と、跡先かまはず、談合しめ、この通り申せば、善右衛門駭き、はうあひたいがってん「その方、皆々相対にて、親仁世にまします時、よくく合点となし」と、いへば、三人顔色かへて、「何か隠す事には非ず ...
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... 衛門がやって来て、その書付けを取って行こうとしたので、言葉をかけ、「大右衛門殿とは、御貴殿のことでございますか。拙者は春田丹之介と申す者、同じ家中におりながら、まだお近付きを得ておりませしなかった私です。ことに新参者なので遠慮したのです ...
... 衛門がやって来て、その書付けを取って行こうとしたので、言葉をかけ、「大右衛門殿とは、御貴殿のことでございますか。拙者は春田丹之介と申す者、同じ家中におりながら、まだお近付きを得ておりませしなかった私です。ことに新参者なので遠慮したのです ...
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... 衛門の若衆時代の芸名小野山主馬を、『役者大鑑』(元禄五~八年)で「しづま」とよんでいる。「野郎立役あらきょじベあらいきようのす(貞享元年)京都へ上り、当年(貞享三年十一月の顔見世)より嵐座に出勤とある。巻八の一の時代は、「難波の大舞台、松本名 ...
... 衛門の若衆時代の芸名小野山主馬を、『役者大鑑』(元禄五~八年)で「しづま」とよんでいる。「野郎立役あらきょじベあらいきようのす(貞享元年)京都へ上り、当年(貞享三年十一月の顔見世)より嵐座に出勤とある。巻八の一の時代は、「難波の大舞台、松本名 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いた うち かけ ける ここ こそ ざし させ さて さま しゅ しら たま たる ちゅう つき とい という といふ となり ども ながら なき なし なっ など なら なり なる なれ にし ばかり はず はなし はり ひと べき べし へり ほか ほど まし また まで むかし やう よく より られ 衛門 花車方 寛永 寛文 帰り 狂言 興福寺 見え 見る 元禄 好色一代男 江戸 行く 行灯 左衛門 思ひ 捨て 取り 衆道 出家 女方 上村吉弥 振袖 申し 申す 申せ 世に 西鶴 太夫 男色 貞享 定紋 道頓堀 日本永代蔵 入り 入れ 年刊 付け 兵衛 野郎 役者 立ち 立役