ITエンジニアのためのプロジェクトマネジメント入門

前表紙
株式会社 オーム社, 2020/09/07 - 336 ページ

手を動かして学ぶ、ITエンジニア向けのプロジェクトマネジメント入門書!

PMBOK第6版に基づいた、プロジェクトマネジメントの本格的な入門書です。

本書は、現場でプロジェクトマネージャーを育成するための教科書となるよう制作しました。独習やIT企業での教育ではもちろん、大学や専門学校などでもお使いいただける構成です。豊富な演習問題を解きながら、プロジェクトマネジメントの基礎知識が身につきます。


【ポイント】

ITエンジニアリングに特化しプロジェクトマネジメントを詳細に取り扱った、本格的な入門書です。

・各章末に演習問題を掲載しています。ただ文章を読むだけでなく、手を動かして問題を解くことでしっかりと理解できます。

・最新のPMBOK第6版に準拠しています(2020/8現在)


このような方におすすめ

◎ キャリアアップを目指す初級~中級ITエンジニア

◎ IT系企業を目指す学生

〇 PMP受験対策本の副読本を求めている方


主要目次

第1章 プロジェクトマネジメント入門

第2章 ソフトウェア開発プロセス

第3章 プロジェクトマネジメントとソフトウェア開発

第4章 プロジェクトのステークホルダー、ライフサイクル、組織構造

第5章 PMBOK

第6章 プロジェクトの立上げとスコープ定義

第7章 WBSとアクティビティ

第8章 スケジュールの作成

第9章 コスト見積り

第10章 リスク・マネジメント

第11章 プロジェクト資源のマネジメント

第12章 実績の測定とコントロール

第13章 コミュニケーションとステークホルダー

第14章 成果物の品質管理

第15章 調達の管理とプロジェクトの終結

 

ページのサンプル

目次

2 コストベースラインとキャッシュフロー
163
94 ソフトウェア開発とコスト見積り
165
2 ソフトウェア開発におけるさまざまなコスト見積り手法
166
3 ファンクションポイント法
167
4 コスト見積りと機能要件非機能要件
168
95 演習
170
3 具体的な非機能要件の影響を考えよう
172
第10章リスクマネジメント
174

2 共通言語としての共通フレーム
10
14 演習
11
2 開発プロセスの特徴を理解しよう
13
3 失敗の原因を考えてみよう
14
第2章ソフトウェア開発プロセス
16
21 ソフトウェア開発プロセス
18
2 スパイラルモデル
22
3 アジャイル開発
23
4 DevOps
28
22 SLCPソフトウェアライフサイクルプロセスと共通フレーム2013
31
2 共通フレーム2013
32
23 演習
35
2 ソフトウェア開発の課題はなにか考えよう
36
3 SLCPにおけるさまざまなプロセスを確認しよう
37
第3章プロジェクトマネジメントとソフトウェア開発
39
31 ソフトウェア開発プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントの重要性
40
2 プロジェクトマネジメントからみたソフトウェア開発プロジェクトの特徴
42
3 ソフトウェア開発プロジェクトが失敗する理由
43
32 ソフトウェア開発における管理
47
2 プロセスの管理
48
33 演習
50
2 オープンソースソフトウェア開発の手法を考えよう
51
第4章プロジェクトのステークホルダーライフサイクル組織構造
53
41 ステークホルダー
54
42 プロジェクトライフサイクル
56
2 プロジェクトフェーズ
57
3 プロダクトライフサイクル
58
43 組織とプロジェクト
59
2 組織構造とプロジェクトマネージャーの権限
60
3 PMOプロジェクトマネジメントオフィス
61
44 演習
63
2 プロジェクトとプロダクトのライフサイクルを考えよう
64
3 組織を分類してみよう
66
第5章 PMBOK
67
51 PMBOKの概要
68
2 知識エリアとプロジェクトマネジメントプロセス群
70
3 PMBOKで使われる用語
72
4 PMBOKプロセスの記法
73
52 知識エリアで見る49プロセス
75
4 プロジェクトコストマネジメント
78
6 プロジェクト資源マネジメント
79
7 プロジェクトコミュニケーションマネジメント
80
10 プロジェクトステークホルダーマネジメント
81
53 国際標準ISO21500Guidance on project management
83
54 演習
84
3 PMBOKの知識を活用しよう
86
第6章プロジェクトの立上げとスコープ定義
87
61 プロジェクトの立上げ
88
2 ステークホルダーの特定
91
62 プロジェクトマネジメント計画書の作成
94
2 プロジェクトマネジメント計画書とプロジェクト文書
97
3 コンフィギュレーションマネジメントの重要性
98
63 プロジェクトスコープマネジメント
100
2 要求事項収集
101
3 スコープの定義
104
64 演習
107
2 ブレインストーミングをしてみよう
108
第7章 WBSとアクティビティ
110
71 WBS とは
111
2 WBSの展開方法
113
3 ソフトウェア開発のWBS
114
72 WBS の作成
116
73 アクティビティの定義と資源の見積り
118
2 アクティビティを定義する
119
3 アクティビティに必要な資源を見積る
121
74 演習
124
2 マインドマップを使ってWBSを書いてみよう
125
3 資源を見積ってみよう
126
第8章スケジュールの作成
128
81 アクティビティの順序設定
129
2 アクティビティの順序を設定する
131
82 アクティビティ所要期間の見積り
134
83 スケジュールの作成
138
2 クリティカルパス法
142
3 プロジェクトスケジュールの可視化
149
84 演習
151
2 PERT図を書こう
152
3 ソフトウェアを使ってスケジュールを作ろう
155
第9章コスト見積り
156
91 コストマネジメントの計画
157
92 コストの見積り
159
2 ボトムアップ見積り
160
93 予算の設定
162
101 リスクマネジメントの重要性
175
102 リスクマネジメントの計画
177
103 リスクの特定
180
2 リスクの特定に有効な技法
182
104 リスクの定性的分析
185
2 発生確率影響度マトリックス
186
105 リスクの定量的分析
188
2 期待金額価値分析
189
106 リスク対応の計画
191
2 リスクへの対応戦略
193
107 リスク対応策の実行
195
108 演習
197
3 定量的なリスク分析をしてみよう
199
第11章プロジェクト資源のマネジメント
200
111 資源マネジメントの計画
201
112 資源の獲得
203
1 先行割当
204
113 チームの育成
206
114 チームのマネジメント
209
2 チームのパフォーマンスを高めるための変更を要求する
210
115 資源のコントロール
211
116 IT 技術者の育成の仕組み
213
3 共通キャリアスキルフレームワーク
217
4 iコンピテンシディクショナリiCD
218
5 新しい人材の育成に向けて
220
117 演習
221
2 あなたの評価をふりかえってみよう
222
3 スキルレベルを確認して育成計画を策定しよう
223
第12章実績の測定とコントロール
225
121 プロジェクト実行の管理と監視
226
2 プロジェクト知識のマネジメント
228
3 プロジェクト作業の指揮マネジメント
230
122 統合変更管理
232
123 スコープスケジュールコストリスクの監視コントロール
234
2 スケジュールをコントロールする
235
3 コストをコントロールする
237
4 リスクを監視する
238
124 アーンドバリュー分析と進捗状況の確認
242
2 アーンドバリュー分析
243
125 演習
247
第13章コミュニケーションとステークホルダー
249
131 コミュニケーションマネジメントの重要性
250
132 コミュニケーションマネジメントの計画
252
2 コミュニケーションマネジメントの計画の勘どころ
254
133 コミュニケーションのマネジメント
256
134 コミュニケーションの監視
258
135 ステークホルダーマネジメントの重要性
260
136 ステークホルダーエンゲージメントの計画
261
2 ステークホルダー関与度評価マトリックス
262
137 ステークホルダーエンゲージメントのマネジメント
263
138 ステークホルダーエンゲージメントの監視
265
139 演習
267
2 身近なコミュニケーション手段の特徴を整理しよう
268
3 コミュニケーション手段と対象を考えてみよう
269
第14章成果物の品質管理
271
141 品質管理の重要性
272
2 プロジェクト品質マネジメント
274
142 品質マネジメントの計画
275
2 品質コスト
276
3 品質尺度
278
143 品質のマネジメント
279
2 パレート図とパレートの法則
280
144 品質のコントロール
282
145 スコープの妥当性確認
284
146 ソフトウェア開発における品質管理
286
2 ソフトウェア脆弱性と情報セキュリティ対策
288
147 演習
291
2 バグ管理ツールへアクセスしてみよう
292
第15章調達の管理とプロジェクトの終結
293
151 プロジェクト調達マネジメント
294
2 プロジェクト調達マネジメントに含まれるプロセス
295
152 調達マネジメントの計画
296
2 発注先選定基準の作り方
299
153 調達の実行
300
154 調達のコントロール
303
155 プロジェクトやフェーズの終結
305
156 演習
307
付録 Redmineの試用
310
索引
317
著者略歴
320
奥付
321
著作権

多く使われている語句

著者について (2020)

澤部 直太(さわべ なおた)

株式会社三菱総合研究所 デジタル・イノベーション本部 主席研究員

IPA 情報処理技術者試験委員、JIPDEC ISMS 専門部会委員

米国PMI 認定PMP、CISSP、情報処理安全確保支援士

1989 年、慶応義塾大学大学院理工学研究科計測工学専攻修士課程修了。

同年、株式会社三菱総合研究所入社。

専門は、情報セキュリティ、制御システムセキュリティ、等。

入社以来、情報通信技術(ICT)に関する調査研究プロジェクトに携わり、多数のプロジェクトでプロジェクトマネージャとして従事した実績を有する。近年は、サイバーセキュリティ、人工知能、量子コンピュータに興味をもっている。

西山 聡(にしやま さとし)

株式会社三菱総合研究所 科学・安全事業本部 シニア・エキスパート

米国PMI 認定PMP

1981 年、慶応義塾大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了。

同年、株式会社三菱総合研究所入社。

専門は、ソフトウェア工学、人材育成、等。

これらのテーマにおける調査研究プロジェクトのマネジメント業務の他、大規模情報システムの再構築に関わるPMO 業務への従事実績を有する。「2025 年の崖」を乗り越えるために実施されるレガシーマイグレーションの実施内容に興味をもっている。

飯尾 淳(いいお じゅん)

中央大学 国際情報学部 国際情報学科 教授

特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事

博士(工学)、技術士(情報工学部門)、HCD-Net 認定 人間中心設計専門家

1994 年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。

同年、株式会社三菱総合研究所入社。

2009 年から東京農工大学国際センター客員准教授を兼務。

株式会社三菱総合研究所主席研究員を経て、2013 年、中央大学文学部社会情報学専攻、准教授、兼、理工学研究所、社会科学研究所、研究員。2014 年、同学部教授。2019 年より、現職。人間とシステムのインタラクション、人間とIT の関わり方について、強い興味を示す。

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