現代思想, 第 35 巻、第 10 号青土社, 2007 |
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... 批判の系譜に関わる知識を持ち、戦争を批判すべき情報と手段を持っていたはずの知識人達が、むしろ戦争に荷担していったというところに、近代日本の歪んだ構造を問う、といった議論の立て方をしています。ですからある種の日本論、あるいは近代日本の制度 ...
... 批判の系譜に関わる知識を持ち、戦争を批判すべき情報と手段を持っていたはずの知識人達が、むしろ戦争に荷担していったというところに、近代日本の歪んだ構造を問う、といった議論の立て方をしています。ですからある種の日本論、あるいは近代日本の制度 ...
89 ページ
... 批判する。瀧川弁護人は、軍国主義者が戦時中に行なった悪行を厳しく批判しつつも、「不正」な東京裁判を戦後日本の「原点」とみなし、瀧川証人らによる侵略戦争の証言を「報復」そして「私怨」として拒絶したのである同罪であるはずの欧米植民地宗主国と ...
... 批判する。瀧川弁護人は、軍国主義者が戦時中に行なった悪行を厳しく批判しつつも、「不正」な東京裁判を戦後日本の「原点」とみなし、瀧川証人らによる侵略戦争の証言を「報復」そして「私怨」として拒絶したのである同罪であるはずの欧米植民地宗主国と ...
171 ページ
... 批判と不信から、便宜的に東アジアに依存したのではないかという疑問が浮かぶ。私は、「脱民族主義にこそ、むしろ世界史的な脱近代に貢献する地域的・民族的な課題を無視して、真の脱近代への気力をそぐおそれはない「か」という視点( 7 )を支持しており ...
... 批判と不信から、便宜的に東アジアに依存したのではないかという疑問が浮かぶ。私は、「脱民族主義にこそ、むしろ世界史的な脱近代に貢献する地域的・民族的な課題を無視して、真の脱近代への気力をそぐおそれはない「か」という視点( 7 )を支持しており ...
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