王朝人の精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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198 ページ
... 正妻でなくて何であろうか。亡き正妻葵上の車争ひ>を話題にして、紫上を諭すのもその証左ではないか。さらに、明石姫君の入内にあたって、初めて紫上に対面した明石上の心中思惟として、次のように語られるのである。 また、(紫上は)いとけだから 198.
... 正妻でなくて何であろうか。亡き正妻葵上の車争ひ>を話題にして、紫上を諭すのもその証左ではないか。さらに、明石姫君の入内にあたって、初めて紫上に対面した明石上の心中思惟として、次のように語られるのである。 また、(紫上は)いとけだから 198.
205 ページ
林田孝和. 二正妻の座それには、まず当時における正妻の座がどのようなものであったのか、物語の世界で確認しておく必要がある。 「宿木」の巻に次のような. ることになったのは、浮気で気弱な自分の心のゆるみからだ、と反省する。こうした反省をせざるを ...
林田孝和. 二正妻の座それには、まず当時における正妻の座がどのようなものであったのか、物語の世界で確認しておく必要がある。 「宿木」の巻に次のような. ることになったのは、浮気で気弱な自分の心のゆるみからだ、と反省する。こうした反省をせざるを ...
217 ページ
... 正妻として認められないが、正妻とみるべきであろうという私見を、「紫上の妻の座」(「国学院雑誌」第八十四巻第五号、昭和五十八年五月、本書第八章所収)で述べた。( 3 )本文では、「院のうちに、やむごとなくおぼす御宝物、御調度どもをば、さらにもい ...
... 正妻として認められないが、正妻とみるべきであろうという私見を、「紫上の妻の座」(「国学院雑誌」第八十四巻第五号、昭和五十八年五月、本書第八章所収)で述べた。( 3 )本文では、「院のうちに、やむごとなくおぼす御宝物、御調度どもをば、さらにもい ...