西行

前表紙
岩波書店, 1993 - 247 ページ
桜に生き、桜に死す...、西行といえば花。さらに旅から旅への漂泊の人として、世を捨てた隠遁の人としても、さまざまの神話に彩られている。西行ほど憧れと親しみを抱かれ続けてきた歌人はいない。西行の代表的な歌を読み込み、全国の遺蹟を訪ねることを通して、虚実の相乱れる西行神話を解体し、日本文学史上に燦然と輝く歌人の心に迫る。

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