Nihon koten bungaku zenshū, 第 20 巻Shōgakkan, 1974 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 80
ページ
... さるべき上達部たちとく出づるものならば、「しばし」など、をかしきさまにとどめさせたまへ」と、よくをしへまうさせたまへりけり。さこそ人がみこだいらあやしくしたまへれど、やむごとなき親王の大事にした一六こたいまふことなれば、人々あまたまゐり ...
... さるべき上達部たちとく出づるものならば、「しばし」など、をかしきさまにとどめさせたまへ」と、よくをしへまうさせたまへりけり。さこそ人がみこだいらあやしくしたまへれど、やむごとなき親王の大事にした一六こたいまふことなれば、人々あまたまゐり ...
ページ
... さるまじき女官までもせたまはず、御覧じ入れて、なさるのである。見聞きして知らないふりをなさらず。いうまでもないことですよ。七『九条殿遺誠』に、「兄ヲ恭フォト父ノ如ク、弟ヲ愛スルコト子ノ如クセヨ」とある。応和四九四)年四月二十九日崩、三十 ...
... さるまじき女官までもせたまはず、御覧じ入れて、なさるのである。見聞きして知らないふりをなさらず。いうまでもないことですよ。七『九条殿遺誠』に、「兄ヲ恭フォト父ノ如ク、弟ヲ愛スルコト子ノ如クセヨ」とある。応和四九四)年四月二十九日崩、三十 ...
ページ
... 猿、山の峡に叫ぶ』といふことを題にてよませたまうける躬恒」。「ましら」は、猿の歌語。題詞では「さる」。「な......そ」は、懇願的禁止。「あしひきの」は「山」の枕詞。「かひ」は、「甲斐」と歌の題の「峡」にかかる。「や」は反語。四和歌の序文 ...
... 猿、山の峡に叫ぶ』といふことを題にてよませたまうける躬恒」。「ましら」は、猿の歌語。題詞では「さる」。「な......そ」は、懇願的禁止。「あしひきの」は「山」の枕詞。「かひ」は、「甲斐」と歌の題の「峡」にかかる。「や」は反語。四和歌の序文 ...