Nihon koten bungaku zenshū, 第 20 巻Shōgakkan, 1974 |
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... はべらむ」につながり、大臣摂関列伝を、冬嗣より始める根拠をここに明示する。序は終始一貫しがさめてしまいましょう、それも残念なことです。ですから、歴代天皇の御ことも、文徳天皇の御代から申しあげましたことゆえ、この藤原氏の大臣の話も、この ...
... はべらむ」につながり、大臣摂関列伝を、冬嗣より始める根拠をここに明示する。序は終始一貫しがさめてしまいましょう、それも残念なことです。ですから、歴代天皇の御ことも、文徳天皇の御代から申しあげましたことゆえ、この藤原氏の大臣の話も、この ...
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... はべらまし。この殿は、折節ごと動詞「む」のついたもの。「む」は仮想。「はべらまし」の「まし」は、上の「らむは」に照応する反実仮想の助動詞。引き立たせる。はえるようにす ありなし契りは絶えていまさらに心けがしに 歌がいっそう光彩を添えるにち ...
... はべらまし。この殿は、折節ごと動詞「む」のついたもの。「む」は仮想。「はべらまし」の「まし」は、上の「らむは」に照応する反実仮想の助動詞。引き立たせる。はえるようにす ありなし契りは絶えていまさらに心けがしに 歌がいっそう光彩を添えるにち ...
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... 侍らめ。さはあれど、おば聞かむと思し召さば、すこぶる申しはべらむ。まづ、そまんじゅきのとうしつちのとの年、万寿二年乙の丑の年、今年己の亥の年とや申す。八十三年にこそ、なりにて侍りけれ。いや、なにばかなさけり見聞きたることの情も侍らず。か ...
... 侍らめ。さはあれど、おば聞かむと思し召さば、すこぶる申しはべらむ。まづ、そまんじゅきのとうしつちのとの年、万寿二年乙の丑の年、今年己の亥の年とや申す。八十三年にこそ、なりにて侍りけれ。いや、なにばかなさけり見聞きたることの情も侍らず。か ...