わたしたちが孤児だったころ

前表紙
早川書房, 2006/03/01 - 537 ページ
上海の租界に暮らしていたクリストファー・バンクスは十歳で孤児となった。貿易会社勤めの父と反アヘン運動に熱心だった美しい母が相次いで謎の失踪を遂げたのだ。ロンドンに帰され寄宿学校に学んだバンクスは、両親の行方を突き止めるために探偵を志す。やがて幾多の難事件を解決し社交界でも名声を得た彼は、戦火にまみれる上海へと舞い戻るが......現代イギリス最高の作家が渾身の力で描く記憶と過去をめぐる至高の冒険譚。

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著者について (2006)

入江真佐子

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