わかりやすいデータ解析と統計学: 医療系の解析統計をExcelで始めてみよう

前表紙
株式会社 オーム社, 2017/11/29 - 264 ページ

丁寧な図と解説で、初学者でもExcelを使ってデータ解析や統計処理ができる!

本書は、得られたデータの解析手順やその後の統計処理までをExcelを使って自学できるよう、分かりやすく丁寧に解説したものです。また、「ノンパラメトリック検定」もExcelで扱えるように解説してあります。統計学で必要な難しい数式は省略せずに掲載してありますが、エクセル操作部分を丁寧に解説しているので、数式が理解できていなくても、データ解析から目的の結果へと進めることができます。本書を片手に同じように操作を進めていくだけで、データ解析や統計処理で使える技術(目的に合わせて使いこなす技術)を習得でき、応用できるようになります。

主要目次


〈解析編〉

第1章 ヒストグラム

第2章 基本統計量

第3章 正規分布

第4章 相関分析

第5章 回帰分析

第6章 周波数解析

第7章 グラフ

第8章 モデル関数のあてはめ

〈統計編〉

第9章 関連2群の差の検定

第10章 独立2群の差の検定

第11章 独立3群以上の差の検定

第12章 関連3群以上の差の検定

第13章 分割表の検定

第14章 生存時間解析


〈付録〉

付録1 正規分布

付録2 t検定表

付録3 ウィルコクスンT検定表

付録4 F検定表

付録5 U検定表

付録6 クラスカル・ウォリス検定表

付録7 x2検定表(上側確率)

付録8 フリードマン検定表

 

ページのサンプル

目次

76 個別データの変化を示すグラフ
100
第8章モデル関数のあてはめ
104
82 フィッティングの解釈
106
83 理論式任意の関数とは何か
107
84 フィッティングのモデル関数
108
85 時定数τの違いを比較
109
86 ソルバーによるフィッティング
110
統計編
115

21 標本数COUNTデータ範囲
13
22 合計SUMデータ範囲
14
23 平均値AVERAGEデータ範囲
15
26 最大値MAXデータ範囲
16
27 最小値MINデータ範囲
17
210 標準偏差STDEVデータ範囲
19
212 標準誤差STDEVデータ範囲SQRTn
22
214 エクセルの基本統計量
23
215 信頼区間950
24
第3章正規分布
27
32 数値の桁を変更する方法
31
33 正規分布曲線のグラフ作成
32
34 正規分布曲線における平均値と標準偏差の性質
35
35 平均値と標準偏差のイメージ
36
第4章相関分析
37
42 散布図と相関関係
38
43 相関図の解釈
44
44 外れ値の取り扱い
45
46 相関係数の解釈
46
47 相関係数の計算式
47
49 相関係数の検定
48
410 相関係数の区間推定
51
411 スピアマンの順位相関係数
53
第5章回帰分析
60
51 回帰分析の手順
61
54 重相関係数R
63
55 分析ツールを用いた回帰分析
64
第6章周波数解析
74
62 フーリエ解析
76
63 フーリエ解析の手順
77
64 パワースペクトルのグラフ化
78
65 解析結果の解釈
79
66 フーリエ解析の注意点
80
第7章グラフ
81
72 グラフ全体の変更
83
73 円グラフ
90
74 補助グラフ付き円グラフ
92
75 折れ線グラフと標準偏差または標準誤差
95
第9章関連2群の差の検定
116
92 分析ツールを使った関連2群のt検定
119
93 ウィルコクスン符号付き順位検定ノンパラメトリック法
122
94 関連2群データのグラフ
126
第10章独立2群の差の検定
128
102 等分散を仮定した独立群のt検定パラメトリック法
132
103 等分散を仮定しない独立2群のt検定パラメトリック法
134
104 マンホイットニーのU検定ノンパラメトリック法
139
第11章独立3群以上の差の検定
151
112 1 元配置分散分析パラメトリック法
153
113 多重比較検定
157
114 クラスカルウォリス検定ノンパラメトリック法
160
115 多重比較検定の使い分け方
165
第12章関連3群以上の差の検定
166
122 繰り返しのある2元配置分散分析パラメトリック法
171
123 反復測定分散分析パラメトリック法
180
124 フリードマンの検定ノンパラメトリック法
185
第13章分割表の検定
192
132 2 2分割表のχ2独立性の検定
193
133 3 4分割表のχ2独立性の検定
195
134 フィッシャーの正確確率検定
199
135 χ2適合度検定
202
第14章生存時間解析
206
142 カプランマイヤー法
207
143 カプランマイヤー曲線
210
144 ログランク検定
217
付録
235
付録1 正規分布
236
付録2 t検定表
240
付録3 ウィルコクスンT検定表
241
付録4 F検定表
242
付録5 U検定表
244
付録6 クラスカルウォリス検定表
245
付録7 χ2検定表上側確率
246
付録8 フリードマン検定表
247
索引
249
奥付
251
著作権

著者について (2017)

高橋龍尚(たかはし たつひさ)

1990年 北海道大学大学院工学研究科生体工学専攻 修士課程修了

1992年 東京大学医学部大学院医学系研究科 特別研究学生

1993年 北海道大学大学院工学研究科生体工学専攻 博士課程修了

1993年 工学博士(北海道大学)

現在 旭川医科大学准教授


専門:微小循環学,運動時呼吸循環生理学,視覚認知科学

教育:情報リテラシー,統計学

著書:

『 Microcirculation in Fractal Branching Networks』Springer(2014 年)

『リンパ―形態・機能・発生』西村書店(1997 年)[分担]

『運動と呼吸』真興交易(2004 年)[分担]

書誌情報