Nihon koten bungaku zenshū, 第 23 巻Shōgakkan, 1970 |
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... まで、作者の潤色敷衍。霊異記は「終不得愈、叫号而死」とするのみ。これ以下段末まで、霊異記にみえず。→一一七注。これ以下、作者の付加した話末の結語。霊異記は「鳴呼現報甚近、恕己可仁、不無慈悲」と結ぶ。一生類をさす。 10 類「准ナスラフ(上上 ...
... まで、作者の潤色敷衍。霊異記は「終不得愈、叫号而死」とするのみ。これ以下段末まで、霊異記にみえず。→一一七注。これ以下、作者の付加した話末の結語。霊異記は「鳴呼現報甚近、恕己可仁、不無慈悲」と結ぶ。一生類をさす。 10 類「准ナスラフ(上上 ...
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... まで月をながめ、詩歌を口ずさんだりして、時の過ぎるまで立っていた。男はいいようもなく情けながったが、僧都は、「右近の馬場に行ってみたいね。そこへ連れて行け」と言い出したので、男は、「どうしてそんな其ニテ、「然ラバ下サセ給とネ。ヒナ ...
... まで月をながめ、詩歌を口ずさんだりして、時の過ぎるまで立っていた。男はいいようもなく情けながったが、僧都は、「右近の馬場に行ってみたいね。そこへ連れて行け」と言い出したので、男は、「どうしてそんな其ニテ、「然ラバ下サセ給とネ。ヒナ ...
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... までは「息」字を用いている。沖の意。元色「鰐ワニ」。鮫類の古称。わにざめ。海岸にいた射手たちには鯛の姿は見えず、沖に立つ白波の動きからそれと察したのである。二「ハ」は間投助詞で、感動の意を表わす。こ以下、寄せては返し、返しては寄せる波は ...
... までは「息」字を用いている。沖の意。元色「鰐ワニ」。鮫類の古称。わにざめ。海岸にいた射手たちには鯛の姿は見えず、沖に立つ白波の動きからそれと察したのである。二「ハ」は間投助詞で、感動の意を表わす。こ以下、寄せては返し、返しては寄せる波は ...