Nihon koten bungaku zenshū, 第 23 巻Shōgakkan, 1970 |
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... 説話が収められるべき巻であったろうとみる。それは、巻二〇までで仏教説話の巻は完結し、以下は世俗説話の巻であると考えること、そして巻二二が藤原氏列伝的な巻であることから、巻二一は世俗説話で藤原氏列伝的説話の前に置かれるものとして、『大鏡 ...
... 説話が収められるべき巻であったろうとみる。それは、巻二〇までで仏教説話の巻は完結し、以下は世俗説話の巻であると考えること、そして巻二二が藤原氏列伝的な巻であることから、巻二一は世俗説話で藤原氏列伝的説話の前に置かれるものとして、『大鏡 ...
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... 説話「帥殿」。二|拾遺一六に「左大臣のむすめの中宮の料に調じ侍りける屏風に」、公任集に「人の家に松にかれる藤をみる」、栄花、耀く藤壺に「藤さきたる所に」、玄々集に「屏風」として同歌を収録。紫雲は吉兆、藤の花は藤原氏の象徴。藤の花を紫雲に ...
... 説話「帥殿」。二|拾遺一六に「左大臣のむすめの中宮の料に調じ侍りける屏風に」、公任集に「人の家に松にかれる藤をみる」、栄花、耀く藤壺に「藤さきたる所に」、玄々集に「屏風」として同歌を収録。紫雲は吉兆、藤の花は藤原氏の象徴。藤の花を紫雲に ...
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... 説話が巻十四にあるが、まず題名が「紀伊の国の道成寺の僧法花を写して蛇を救ふ語」であることから、この説話全体のモティフは〈法華経の霊験>であり、それがこの話の主題となっていることがわかる。即ち、蛇道に苦しむ蛇が法華経書写の功徳により蛇道を ...
... 説話が巻十四にあるが、まず題名が「紀伊の国の道成寺の僧法花を写して蛇を救ふ語」であることから、この説話全体のモティフは〈法華経の霊験>であり、それがこの話の主題となっていることがわかる。即ち、蛇道に苦しむ蛇が法華経書写の功徳により蛇道を ...