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不如帰は昔話に於いても、悲劇の鳥である。「昔、兄が山から掘って来た芋の悪い部分ばかり自分で食って、よい部分を弟に残して置いたのに、意地悪い弟は、兄が旨い所ばかり食って、自分へ碌でもないところばかり残したと言って騒ぐ。
不如帰は昔話に於いても、悲劇の鳥である。「昔、兄が山から掘って来た芋の悪い部分ばかり自分で食って、よい部分を弟に残して置いたのに、意地悪い弟は、兄が旨い所ばかり食って、自分へ碌でもないところばかり残したと言って騒ぐ。
186 ページ
... 末々は両人共に収を遣候段咄申候全くめつらしき事故印之憧也」ほんとうに珍しい話で、義邦侯が今から約二百年以前の昔に於いて、こうした市井の出来事を書き留めておいてくれたこと中に種が一杯入っていることなど、茄子と似寄りなるに於いてをやだ。
... 末々は両人共に収を遣候段咄申候全くめつらしき事故印之憧也」ほんとうに珍しい話で、義邦侯が今から約二百年以前の昔に於いて、こうした市井の出来事を書き留めておいてくれたこと中に種が一杯入っていることなど、茄子と似寄りなるに於いてをやだ。
204 ページ
或る所に一人の背干し男(物臭)がいてあった。或る日、登ってもぐも大儀だし、口を開いていたら柿の実が落ちて来るかも知れないと、柿の木の下で上向いて口を開けて寝ていた。すると西の方から鴉が一羽、又東の方からも一羽飛んで来て、柿の木へ止まり世間 ...
或る所に一人の背干し男(物臭)がいてあった。或る日、登ってもぐも大儀だし、口を開いていたら柿の実が落ちて来るかも知れないと、柿の木の下で上向いて口を開けて寝ていた。すると西の方から鴉が一羽、又東の方からも一羽飛んで来て、柿の木へ止まり世間 ...
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