入門 データベース

前表紙
株式会社 オーム社, 2018/11/05 - 176 ページ

データベース入門の決定版!

データベースを学びたい初学者に向けて、平易な言葉で基礎を解説した入門書です。

 大規模な情報を効率よく処理するために、いまやデータベースは欠かせないコンピュータの基盤技術となっています。

 本書は、データベース技術に関する、大学・高専の標準的な教科書として、また社会人の方の入門書として、データベース技術のポイントを選んで、それぞれの基本的な考え方,内容をていねいにわかりやすく説明しています。

 

 1章 データベースとは
1.1 無体の財産
1.2 データベースとは
1.3 表、ファイル、そしてデータベース
1.4 データベースシステムの構造
データベースカフェ(演習問題)

2章 関係表とは
2.1 ウェブページの関係表
2.2 正規形の関係表
2.3 n項関係の列と属性
2.4 エンティティ,リレーションシップ,オブジェクト,関係表
2.5 関係表補遺
データベースカフェ(演習問題)

3章 データベースの代数
3.1 関係表の代数
3.2 基本集合演算
3.2.1 集合の代数
3.2.2 ベン図と真理値表
3.2.3 シェーファーの棒記号による演算 
3.2.4 シェーファーの棒記号のまとめ
3.3 関係表の演算
3.3.1 データベース応用のための演算
3.3.2 関係表の直積 
3.3.3 関係代数演算の記法
3.3.4 選択と制約
3.3.5 射影
3.3.6 結合 (join)
3.3.7 割り算
3.4 関係代数から利用者インタフェースまで
3.4.1 データ操作の階層
3.4.2 SQL言語
3.4.3 SQL言語の機能
データベースカフェ(演習問題)

4章 関係表の正規化
4.1 正規形がめざすもの
4.2 結合のわな
4.3 汎関係の表
4.4 関数従属性FDによる分解
4.5 キーの性質
4.6 第2正規形からボイスコッドの正規形へ
4.6.1 キー列と非キー列
4.6.2 第2正規形
4.6.3 第3正規形 
4.6.4 ボイスコッドの正規形
4.6.5 正規形への分解手順
4.7 第4正規形から射影結合正規形まで
4.7.1 多値従属性
4.7.2 関数従属性と多値従属性
4.7.3 多値従属性の推論則
4.7.4 第4正規形の定義
4.7.5 無損失結合分解
4.7.6 3方向への射影と結合
4.7.7 結合従属性
4.7.8 第5正規形の定義
4.8 (3,3)正規形
データベースカフェ(演習問題)

5章 基底表と視野表
5.1 外部スキーマ
5.2 基底表と視野表
5.3 視野の限定と拡大
5.4 SQL言語の視野表定義文
5.5 呼出し権限の付与、連鎖
データベースカフェ(演習問題)

6章 やわらかい内部スキーマ
6.1 内部スキーマとは
6.2 外部記憶
6.3 主記憶と外部記憶との格差
6.4 主記憶上での探索
6.5 発生順に詰めるファイル
6.6 外部記憶上の木
6.7 B木
6.8  B+木
6.8.1 レコードを呼び出す効率
6.8.2 B+木の発想
6.8.3 B+木を作る
6.8.4 B+木の探索と削除
6.9 動的ハッシング
6.9.1 ハッシング
6.9.2 動的ハッシュ関数
データベースカフェ(演習問題)

7章 安全なデータベース
7.1 壊れないデータベース
7.2 トランザクションと障害回復
7.3 控えという備え
7.4 複数トランザクションの同時実行制御
7.5 施錠による同時実行制御
 共有錠と専有錠/時間表/整形式の施錠/施錠の階層/トランザクションの隔離性/デッドロック
7.6 同時実行トランザクションの控え
7.7メディア障害
7.8 RAID
7.8.1 時間の試練に耐えたアイデア
7.8.2 MTBFとMTTF
7.8.3 RAIDの基本的な考え方
   RAID-1の構成/RAID-2の構成/RAID-3の構成/RAID-4の構成/
   RAID-5の構成/ストライピングだけの構成
データベースカフェ(演習問題)
 

ページのサンプル

目次

第1章データベースとは
1
13 表ファイルそしてデータベース
4
14 データベースシステムの構造
5
データベースカフェ
9
第2章関係表とは
11
22 正規形の関係表
12
23 n項関係の列と属性
15
24 エンティティリレーションシップオブジェクト関係表
17
48 33正規形
80
データベースカフェ
82
第5章基底表と視野表
85
52 基底表と視野表
86
53 視野の限定と拡大
87
54 SQL言語の視野表定義文
90
55 呼出し権限の付与連鎖
91
データベースカフェ
93

25 関係表補遺
19
データベースカフェ
21
第3章データベースの代数
23
32 基本集合演算
24
322 ベン図と真理値表
25
324 シェーファーの棒記号のまとめ
30
333 関係代数演算の記法
32
335 射影
34
336 結合join
36
337 割り算
44
34 関係代数から利用者インタフェースまで
45
342 SQL言語
46
343 SQL言語の機能
47
データベースカフェ
51
第4章関係表の正規化
53
42 結合のわな
54
43 汎関係の表
55
44 関数従属性FDによる分解
58
45 キーの性質
63
46 第2正規形からボイスコッドの正規形へ
65
463 第3正規形
67
464 ボイスコッドの正規形
69
465 正規形への分解手順
70
47 第4正規形から射影結合正規形まで
71
472 関数従属性と多値従属性
74
474 第4正規形の定義
75
475 無損失結合分解
76
477 結合従属性
78
478 第5正規形の定義
79
第6章やわらかい内部スキーマ
95
62 外部記憶
96
63 主記憶と外部記憶との格差
99
64 主記憶上での探索
100
65 発生順に詰めて書くファイル
101
66 外部記憶上の木
102
67 B木
106
68 B+木
112
683 B+木を作る
113
684 B+木の探索と削除
114
69 動的ハッシング
115
692 動的ハッシュ関数
118
データベースカフェ
123
第7章安全なデータベース
125
72 トランザクションと障害回復
126
73 控えという備え
127
74 複数トランザクションの同時実行制御
130
75 施錠による同時実行制御
131
76 同時実行トランザクションの控え
135
77 メディア障害
136
78 RAID
138
782 MTBFとMTTF
139
783 RAIDの基本的な考え方
140
データベースカフェ
147
あとがきにかえて持続可能なデータベースを目指して
149
データベースカフェの解答
151
参考文献
157
索引
161
奥付
167

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