和漢三才図会, 第 7 巻平凡社, 1985 |
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... あり、青黄斑のものもあり、背が浅黄で腹の白いものもある。ともに角はない。硬い刺があり、反り曲かぎっていてのようである。胸に六手が対生しているが、小さくて爪のようにみえる。腹以下に八脚が対生しているが、小さくて円く朧のようである。 かが ...
... あり、青黄斑のものもあり、背が浅黄で腹の白いものもある。ともに角はない。硬い刺があり、反り曲かぎっていてのようである。胸に六手が対生しているが、小さくて爪のようにみえる。腹以下に八脚が対生しているが、小さくて円く朧のようである。 かが ...
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... 蟻がいる。一足で樹の根の下に連なり、ただよく身体を動揺させるだけで、そこから脱け出ることが出来ない。また奇異な蟻である、と。蟻あり、壺(ひょうたん)ぐらいの大きさの玄蜂あり、とあるのも単なる寓言ではないのである。くろばちおありたとえばママ ...
... 蟻がいる。一足で樹の根の下に連なり、ただよく身体を動揺させるだけで、そこから脱け出ることが出来ない。また奇異な蟻である、と。蟻あり、壺(ひょうたん)ぐらいの大きさの玄蜂あり、とあるのも単なる寓言ではないのである。くろばちおありたとえばママ ...
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... 蟻蛛といい、夏になると卵を遺し、翼が生えて飛ぶ。すると黒色に~ゆちくけいはあり変り、やがて隕ちて死ぬ。この蟻は桴炭・桐炭・桐油・竹鶏(うずらの類の鳥)を畏れる、と。⊿思うに、監〔俗に波里という〕とは羽蟻である。人家の古い松柱にまま発生する ...
... 蟻蛛といい、夏になると卵を遺し、翼が生えて飛ぶ。すると黒色に~ゆちくけいはあり変り、やがて隕ちて死ぬ。この蟻は桴炭・桐炭・桐油・竹鶏(うずらの類の鳥)を畏れる、と。⊿思うに、監〔俗に波里という〕とは羽蟻である。人家の古い松柱にまま発生する ...