和漢三才図会, 第 7 巻平凡社, 1985 |
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... くちばしひらたはさみするどむかでくちばし角のようである。よく動く。喙は黒くて扁く、鎧のようで大へん利い。また蜈蚣の喙に似ている。六足は腹にある。諸樹の虫の化したものである。夏月に姿をみせ、これが出るとききくいむしママじょうは雨が降る ...
... くちばしひらたはさみするどむかでくちばし角のようである。よく動く。喙は黒くて扁く、鎧のようで大へん利い。また蜈蚣の喙に似ている。六足は腹にある。諸樹の虫の化したものである。夏月に姿をみせ、これが出るとききくいむしママじょうは雨が降る ...
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... 嘴もないが、人を攪乱させること尤も甚だしく、蝿を避けることのするどくちばし卵生『五雑組」に、「雌のはあるき廻って食を求めるが、雄はいつも立ったままで足を移さなはね類する。それで字は縄の糸を省いた形につくる。また好く後足を交叉させ、翅を ...
... 嘴もないが、人を攪乱させること尤も甚だしく、蝿を避けることのするどくちばし卵生『五雑組」に、「雌のはあるき廻って食を求めるが、雄はいつも立ったままで足を移さなはね類する。それで字は縄の糸を省いた形につくる。また好く後足を交叉させ、翅を ...
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... くちばし花の上におり斑という。九、十月にはまた地に還って蟄する。それで地胆と呼ぶ。みな大毒がある[汁(藍汁)黄連(薬草)・黒豆・葱・茶はよくその毒を解する。斑は巴豆(樹の名、仁は薬用とする)ぐらいの大きさで、甲の上に黄黒の斑点があり、嘴の尖っ ...
... くちばし花の上におり斑という。九、十月にはまた地に還って蟄する。それで地胆と呼ぶ。みな大毒がある[汁(藍汁)黄連(薬草)・黒豆・葱・茶はよくその毒を解する。斑は巴豆(樹の名、仁は薬用とする)ぐらいの大きさで、甲の上に黄黒の斑点があり、嘴の尖っ ...