日本美のこころ最後の職人ものがたり

前表紙
小学館, 2019 - 265 ページ
彬子女王殿下が訪ねる「最後の職人」たち

世界に誇るべき日本の手わざ。
江戸期より明治、大正、昭和と守り伝えられてきたものが、いま、消えつつあります。
烏帽子(えぼし)、杼(ひ)、蒔絵筆(まきえふで)、烏梅(うばい)、和釘(わくぎ)、キリコ、金唐紙(きんからかみ)、御簾(みす)、漆(うるし)かき道具......。
後継者不足や材料の枯渇、用途の減少により失われつつある伝統の手わざを、最後のひとりとなっても守り続ける矜持をもって、日々仕事に励む職人たち。
その真摯な姿が稀少なものを生み出す現場を訪ね、日本文化に造詣の深い彬子女王殿下ならではの視点で魅力を読み解いた、知性溢れるエッセイ集です。
雑誌「和樂」誌上での連載3年分より25本を厳選して収録。
美しい写真をふんだんに掲載し、装丁にも凝った、宝物にしたい一冊となっています。


【編集担当からのおすすめ情報】
北は青森から南は沖縄・久米島まで、深い山中から離島まで、日本全国の職人たちのもとへ、彬子女王殿下が自ら足を運ばれました。その丹念な取材をもとにお書きいただいたエッセイは、日本の伝統美を未来へどう伝えていくかの示唆に富んでいます。日本文化にご興味のある方には、ぜひ手にとっていただきたく思います。

書誌情報