日本国語大辞典, 第 20 巻小学館, 1972 |
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... なること。締めつけが弱まること。ゆるゆるになること。延喜式・祝詞-大殿祭(九条家本訓)「引き結へる葛目(つなめ)の緩(ユルヒ)、取り葺ける草の噪(そそ)きなく」 2 人と人との結びつきが緊密でなくなること。うとくなること。源氏-野分「かやうにきこえ ...
... なること。締めつけが弱まること。ゆるゆるになること。延喜式・祝詞-大殿祭(九条家本訓)「引き結へる葛目(つなめ)の緩(ユルヒ)、取り葺ける草の噪(そそ)きなく」 2 人と人との結びつきが緊密でなくなること。うとくなること。源氏-野分「かやうにきこえ ...
41 ページ
... なるにつれて世の中の状態が悪くなる。末世(まっせ)となる。増鏡一六・久米のさら山「なに事も昔に及び、めでたうおはしましし御事にて、世くだり時衰へぬる末には、あまりたる御ありさまにや」俳諧・父の終焉日記-五月八日「今は世くだりて、他の一寸の ...
... なるにつれて世の中の状態が悪くなる。末世(まっせ)となる。増鏡一六・久米のさら山「なに事も昔に及び、めでたうおはしましし御事にて、世くだり時衰へぬる末には、あまりたる御ありさまにや」俳諧・父の終焉日記-五月八日「今は世くだりて、他の一寸の ...
163 ページ
... なる関係がなくなる。疎遠な仲になる。伊勢物語―一〇二「そむくとて雲には乗らぬものなれど世のうきことぞよそになるてふ」古今恋五・七八四「天雲のよそにも人のなりゆくかさすがに目には見ゆるものから<紀有恒女>」源氏-葵「大将の君の、今はとよそに ...
... なる関係がなくなる。疎遠な仲になる。伊勢物語―一〇二「そむくとて雲には乗らぬものなれど世のうきことぞよそになるてふ」古今恋五・七八四「天雲のよそにも人のなりゆくかさすがに目には見ゆるものから<紀有恒女>」源氏-葵「大将の君の、今はとよそに ...