Excelで学ぶAHP入門(第2版)

前表紙
株式会社 オーム社, 2018/05/15 - 200 ページ

Excelを使って意思決定モデルを体感!!
AHP(Analytic Hierarchy Process)とは、1971年にサティー博士によって提唱された意思決定手法のことをいいます。
本書は、Excelを使ってAHPを体験学習する書籍です。プログラミングの知識がなくてもAHPのシステムを作成でき、最終的にはシステムを拡張・工夫することができるようになることを目標としています。


はじめに
第1章 AHPで意思決定
 1.1 最もよい品を求めて-多基準決定問題
  1.1.1 よい品は高く,安い品はよくない?
  1.1.2 分割し統治せよ
  1.1.3 これぞAHP
 1.2 ゲーム感覚意思決定法
  1.2.1 AHPとは
  1.2.2 AHPの概略
 1.3 解く道筋
  1.3.1 階層構造
  1.3.2 一対比較とプライオリティの計算
  1.3.3 評価の総合化
第2章 AHPのしくみ
 2.1 階層構造
 2.2 一対比較と一対比較表
  2.2.1 一対比較とは
  2.2.2 言葉による一対比較
  2.2.3 アンケート用紙
  2.2.4 一対比較表
  2.2.5 代替案間の一対比較
 2.3 重み(優先度)を計算する
  2.3.1 重み(プライオリティ)計算の仮定
  2.3.2 計算法1-幾何平均法
  2.3.3 計算法2-固有値法
  2.3.4 代替案間の一対比較と評価値
 2.4 総合評価値の計算-加重和による計算
 2.5 グラフ化による結果の解釈・考察
 2.6 整合度(C.I.)
  2.6.1 考え方
  2.6.2 整合度の評価
 2.7 階層構造(再び)
第3章 簡単な事例
 3.1 中国茶選び
 3.2 家庭菜園
第4章 Excelで計算してみよう
 4.1 準備と概要
 4.2 アンケート用紙の作成
 4.3 総合評価値計算表を作成
 4.4 重みの計算(基準間)
 4.5 評価値の計算(代替案間)
 4.6 総合化
 4.7 グラフによる可視化
第5章 AHPをうまく使いこなすには
 5.1 AHPを始めるまえに
  5.1.1 だれのための,何のためのAHPか
  5.1.2 AHPの設計-専用型それとも汎用型?
 5.2 階層図と評価基準
  5.2.1 階層構造をどう作る
  5.2.2 基準の選び方
  5.2.3 嗜好と目的
第6章 さまざまなAHP
 6.1 地方分権のあり方
  6.1.1 問題の背景
  6.1.2 階層構造
  6.1.3 結果
  6.1.4 結論
 6.2 国連安保常任理事国入りの是非
  6.2.1 問題の背景
  6.2.2 安保理改革
  6.2.3 結果と結論
  6.2.4 日本の常任理事国入りの是非
 6.3 金融機関の評価
  6.3.1 問題の背景
  6.3.2 階層構造
  6.3.3 基準のウェイトの変化
  6.3.4 代替案のウェイトの変化
  6.3.5 結論
  6.3.6 特徴
 6.4 アクターの使用例-ビデオレコーダーの選定
  6.4.1 問題
  6.4.2 アクターを入れた場合のAHP
  6.4.3 一対比較と計算
  6.4.4 結論
 6.5 直接評価と一対比較の併用-コンピュータシステムの評価
  6.5.1 コンピュータシステムの評価
  6.5.2 問題点
  6.5.3 直接評価の注意
第7章 AHPを使ってシステムを作る
 7.1 自動計算するシステムの作成
  7.1.1 アンケート用紙の変更
  7.1.2 アンケート用紙の一対比較値を重要度計算のシートに転記する計算式の設定
  7.1.3 シート「総合評価」へ計算式で複写
 7.2 欠損値がある場合や一対比較の項目数が多い場合
  7.2.1 欠損値がある場合
  7.2.2 一対比較の項目数が多い場合
 7.3 AHPを使ったお勧めの商品やサービスの提示システム(応用例)
  7.3.1 基準,代替案の選択
  7.3.2 全体の流れ
  7.3.3 一対比較
  7.3.4 入力画面の作成
  7.3.5 総合評価の計算シートの変更
  7.4 3階層以外のAHPの計算-ミニAHPの利用
  7.4.1 ミニAHP
  7.4.2 ミニAHPの実行と総合化
 7.5 マクロを使った計算
  7.5.1 一対比較表から重みとC.I.を計算
  7.5.2 1つのAHPモデルを1つのシートにまとめる
  7.5.3 一対比較
  7.5.4 総合化
 7.6 一対比較を利用したアンケート
  7.6.1 アンケートの概要
  7.6.2 アンケートの作成
  7.6.3 アンケートの集計
  7.6.4 集計
  7.6.5 集計例-授業科目の選択
第8章 表計算で学ぶAHPのしくみ
 8.1 固有値法の計算方法
  8.1.1 べき乗法
  8.1.2 実際の計算
 8.2 欠損値がある場合(ハーカーの方法)
  8.2.1 ハーカーの方法のしくみ
  8.2.2 実際の計算(AHPCalc_Harker.xlsxでの計算)
  8.2.3 マクロによる計算
  8.2.4 欠損値があまりにも多いときは計算できない
 8.3 矛盾する一対比較値の発見法
  8.3.1 刀根の方法
  8.3.2 中島の方法
  8.4 幾何平均法での整合度
第9章 表計算で学ぶ階層化ファジィ積分(HFI)-基準間の相互作用を考慮したモデル
 9.1 よい点が中心の(代替的)総合評価VS悪い点が中心の(補完的)総合評価
 9.2 順位に重みを与えるモデル-OWAオペレータ
  9.2.1 OWAオペレータの計算
  9.2.2 OWAオペレータの表計算での計算方法(マクロなし)
  9.2.3 OWAオペレータの表計算での計算方法(マクロによる方法)
  9.2.4 順位への重みと出力値の関係
  9.2.5 OWAオペレータの順位への重みの決め方
 9.3 基準への重みと順位への重みの両方を考えたモデル(ショケ積分)
  9.3.1 ファジィ測度ショケ積分モデル
  9.3.2 優加法性,劣加法性,加法性とショケ積分の出力値
  9.3.3 ショケ積分モデルの表による計算方法
  9.3.4 マクロによるショケ積分の計算
 9.4 階層化ファジィ積分法(HFI)の考え方
  9.4.1 ファジィ測度の決め方(φs変換)
  9.4.2 表による計算
  9.4.3 一対比較を使ってξを決める
 9.5 表計算によるHFI分析
  9.5.1 HFIの計算表
  9.5.2 マクロを使ってHFIを計算
  9.5.3 感度分析
  9.5.4 相互作用ξについて(再び)
参考文献
索引

 

ページのサンプル

目次

652 問題点
96
第7章 AHPを使ってシステムを作る
99
71 自動計算するシステムの作成
100
712 アンケート用紙の一対比較値を重要度計算のシートに転記する計算式の設定
101
713 シート総合評価へ計算式で複写
103
72 欠損値がある場合や一対比較の項目数が多い場合
105
722 一対比較の項目数が多い場合
106
73 AHPを使ったお勧めの商品やサービスの提示システム応用例
107

133 評価の総合化
12
第2章 AHPのしくみ
15
21 階層構造
16
22 一対比較と一対比較表
17
222 言葉による一対比較
18
223 アンケート用紙
19
224 一対比較表
20
23 重み優先度を計算する
22
232 計算法1幾何平均法
23
233 計算法2固有値法
27
234 代替案間の一対比較と評価値
30
25 グラフ化による結果の解釈考察
31
26 整合度CI
34
262 整合度の評価
35
27 階層構造再び
36
第3章簡単な事例
37
31 中国茶選び
38
32 家庭菜園
42
第4章 Excelで計算してみよう
47
41 準備と概要
48
42 アンケート用紙の作成
49
43 総合評価値計算表を作成
51
44 重みの計算基準間
52
45 評価値の計算代替案間
54
46 総合化
55
47 グラフによる可視化
57
第5章 AHPをうまく使いこなすには
63
51 AHPを始めるまえに
64
512 AHPの設計専用型それとも汎用型?
66
52 階層図と評価基準
71
522 基準の選び方
73
523 嗜好と目的
75
第6章さまざまなAHP
77
61 地方分権のあり方
78
613 結果
80
614 結論
81
62 国連安保常任理事国入りの是非
82
623 結果と結論
83
63 金融機関の評価
85
633 基準のウェイトの変化
86
635 結論
87
64 アクターの使用例ビデオレコーダーの選定
88
642 アクターを入れた場合のAHP
89
644 結論
92
65 直接評価と一対比較の併用コンピュータシステムの評価
93
732 全体の流れ
109
733 一対比較
111
735 総合評価の計算シートの変更
113
74 3階層以外のAHPの計算ミニAHPの利用
114
742 ミニAHPの実行と総合化
115
75 マクロを使った計算
117
752 1つのAHPモデルを1つのシートにまとめる
119
754 総合化
120
76 一対比較を利用したアンケート
124
762 アンケートの作成
125
763 アンケートの集計
126
764 集計
131
第8章表計算で学ぶAHPのしくみ
135
81 固有値法の計算方法
136
812 実際の計算
138
82 欠損値がある場合ハーカーの方法
140
822 実際の計算AHPCalc_Harkerxlsxでの計算
143
823 マクロによる計算
144
824 欠損値があまりにも多いときは計算できない
145
83 矛盾する一対比較値の発見法
147
832 中島の方法
149
84 幾何平均法での整合度
151
第9章表計算で学ぶ階層化ファジィ積分HFI基準間の相互作用を考慮したモデル
153
91 よい点が中心の代替的総合評価VS悪い点が中心の補完的総合評価
154
92 順位に重みを与えるモデルOWAオペレータ
157
922 OWAオペレータの表計算での計算方法マクロなし
159
923 OWAオペレータの表計算での計算方法マクロによる方法
160
924 順位への重みと出力値の関係
161
925 OWAオペレータの順位への重みの決め方
162
93 基準への重みと順位への重みの両方を考えたモデルショケ積分
163
932 優加法性劣加法性加法性とショケ積分の出力値
165
933 ショケ積分モデルの表による計算方法
166
934 マクロによるショケ積分の計算
169
94 階層化ファジィ積分法HFIの考え方
171
942 表による計算
173
943 一対比較を使ってξを決める
174
95 表計算によるHFI分析
175
952 マクロを使ってHFIを計算
178
953 感度分析
179
954 相互作用ξについて再び
182
参考文献
184
索引
185
奥付
187
著作権

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