リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

前表紙
株式会社 オーム社, 2013/10/25 - 208 ページ

リーンソフトウェア開発の実践経験を具体的に語る

「RPSは、スウェーデンの国家警察機関だ。僕らはそこで、PUSTと呼ばれる新

しいデジタル捜査報告システムを開発している」(本文より)

本書は、アジャイルソフトウェア開発手法のひとつであるリーンソフトウェア開発手法を解説した、Henrik Kniberg,“Lean from the Trenches: Managing Large-Scale Projects with Kanban”の日本語翻訳版です。

官公庁の大規模システム開発プロジェクトにおける著者の経験に基づき、理論だけではなく、開発の現場で実際にどのように適用するかを、カンバンシステムを軸にしたプロジェクト進行の様子を描写しつつ、直裁的に解説しています。

リーンソフトウェア開発について、実践的な内容を求めていた方、これから現場へ導入したい方にお勧めの一冊です。


監訳者まえがき

序文

まえがき

第I部 僕らのやり方を伝えよう
第1章 プロジェクトについて
1.1 タイムライン
1.2 巨大な象を分割せよ
1.3 顧客を巻き込む

第2章 チーム編成

第3章 デイリーカクテルパーティーに参加しよう
3.1 第1 段階:機能開発チームのスタンドアップミーティング
3.2 第2 段階:スペシャリティ同期ミーティング
3.3 第3 段階:プロジェクト同期ミーティング

第4章 プロジェクトボード
4.1 僕たちのリズム
4.2 緊急の課題に立ち向かう

第5章 カンバンボードをスケールさせる

第6章 プロジェクトのゴールを追え!

第7章 準備OKを定義する
7.1 開発の準備OKとは
7.2 システムテストの準備OKとは
7.3 チームがひとつになる

第8章 技術課題をさばく
8.1 例1:システムテストがボトルネック
8.2 例2:リリースの前日
8.3 例3:7メートルのクラスファイル

第9章 バグをさばく
9.1 継続的システムテスト
9.2 直ちにバグをつぶせ!
9.3 バグの登録数を制限している理由
9.4 バグを可視化する
9.5 繰り返し発生するバグを防ぐ

第10章 継続的プロセス改善
10.1 チームのふりかえり
10.2 プロセス改善ワークショップ
10.3 プロセス改善の度合いを調整する

第11章 WIP をマネジメントする
11.1 WIP の制限
11.2 機能開発だけWIP制限する

第12章 プロセスメトリクス
12.1 ベロシティ
12.2 ストーリーポイントを使わない理由
12.3 サイクルタイム
12.4 累積フロー図
12.5 プロセスサイクル効率

第13章 スプリントとリリースの計画
13.1 バックログの手入れ
13.2 次の10機能の選択
13.3 できるだけ前にバックログの手入れをする
13.4 リリースを計画する

第14章 バージョン管理の方法
14.1 ゴミのないトランク
14.2 チームブランチ
14.3 システムテストブランチ

第15章 アナログなカンバンボードを使う理由

第16章 僕たちが学んだこと
16.1 自分たちのゴールを知ろう
16.2 実験しよう
16.3 失敗を抱擁しよう
16.4 現実の問題を解決しよう
16.5 チェンジエージェントを変化に集中させよう
16.6 関係者を巻き込もう

第II部 テクニックを詳しく見る

第17章 アジャイルとリーンの概要
17.1 アジャイルの概要
17.2 リーンの概要
17.3 スクラムの概要
17.4 XP の概要
17.5 カンバンの概要

第18章 テスト自動化の戦略
18.1 テスト自動化の方法
18.2 少しずつカバレッジを上げる
18.3 ステップ1:テストケースを一覧にまとめる
18.4 ステップ2:テストケースを分類する
18.5 ステップ3:優先順位をつけて並べ替える
18.6 ステップ4:少しずつテストを自動化する
18.7 問題は解決するのか?

第19章 プランニングポーカーによる見積り
19.1 プランニングポーカーを使わない見積り
19.2 プランニングポーカーを使った見積り
19.3 特別なカード

第20章 因果関係図
20.1 真の問題を解決する
20.2 A3シンキング
20.3 因果関係図の使い方
20.4 例1:リリースサイクルが長い
20.5 例2:本番環境に欠陥がリリースされた
20.6 例3:ペアプログラミングをしない理由
20.7 例4:たくさんの問題
20.8 実践課題:因果関係図の作り方
20.9 落とし穴に気をつけろ!
20.10 なぜ因果関係図を使うのか?

第21章 最後に伝えたいこと

付録A 用語集:バズワードの濫用を避ける

付録B 参考資料

付録C 本書のプロジェクトボードについて
C.1 ヘンリックのカンバン

訳者あとがき

日本語版解説

索引

 

ページのサンプル

目次

第1章プロジェクトについて
3
11 タイムライン
5
12 巨大な象を分割せよ
6
13 顧客を巻き込む
7
第2章チーム編成
11
第3章デイリーカクテルパーティーに参加しよう
15
機能開発チームのスタンドアップミーティング
16
スペシャリティ同期ミーティング
17
141 ゴミのないトランク
98
142 チームブランチ
99
143 システムテストブランチ
100
第15章アナログなカンバンボードを使う理由
103
第16章僕たちが学んだこと
109
163 失敗を抱擁しよう
110
166 関係者を巻き込もう
111
第II部テクニックを詳しく見る
113

プロジェクト同期ミーティング
18
第4章プロジェクトボード
21
41 僕たちのリズム
24
42 緊急の課題に立ち向かう
25
第5章カンバンボードをスケールさせる
31
第6章プロジェクトのゴールを追え
35
第7章準備OKを定義する
39
71 開発の準備OKとは
40
72 システムテストの準備OKとは
41
73 チームがひとつになる
42
第8章技術課題をさばく
45
システムテストがボトルネック
47
7メートルのクラスファイル
49
第9章バグをさばく
51
92 直ちにバグをつぶせ
52
93 バグの登録数を制限している理由
54
94 バグを可視化する
55
95 繰り返し発生するバグを防ぐ
56
第10章継続的プロセス改善
59
101 チームのふりかえり
60
102 プロセス改善ワークショップ
61
103 プロセス改善の度合いを調整する
68
第11章 WIPをマネジメントする
71
111 WIPの制限
75
112 機能開発だけWIP制限する
76
第12章プロセスメトリクス
81
122 ストーリーポイントを使わない理由
83
123 サイクルタイム
84
124 累積フロー図
90
125 プロセスサイクル効率
92
第13章スプリントとリリースの計画
93
131 バックログの手入れ
94
133 できるだけ前にバックログの手入れをする
95
第14章バージョン管理の方法
97
第17章アジャイルとリーンの概要
115
171 アジャイルの概要
116
172 リーンの概要
118
173 スクラムの概要
121
174 XPの概要
123
175 カンバンの概要
125
第18章テスト自動化の戦略
131
182 少しずつカバレッジを上げる
132
テストケースを分類する
133
優先順位をつけて並べ替える
134
少しずつテストを自動化する
136
187 問題は解決するのか?
137
第19章プランニングポーカーによる見積り
139
192 プランニングポーカーを使った見積り
141
193 特別なカード
143
第20章因果関係図
145
202 A3シンキング
146
203 因果関係図の使い方
148
本番環境に欠陥がリリースされた
152
ペアプログラミングをしない理由
154
たくさんの問題
159
因果関係図の作り方
160
209 落とし穴に気をつけろ
161
2010 なぜ因果関係図を使うのか?
162
第21章最後に伝えたいこと
165
バズワードの濫用を避ける
167
付録B 参考資料
169
付録C 本書のプロジェクトボードについて
171
訳者あとがき
175
日本語版解説
179
索引
185
著者監訳者訳者について
190
奥付
191
著作権

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