ハンセン病反省なき国家: 『「いのち」の近代史』以後

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かもがわ出版, 2008/05/10 - 206 ページ
隔離施設内に放置されていた118体の胎児標本は何を意味するのか―敗訴確定後も過ちを認めない国と同調者の素顔。2001年5月、ハンセン病国賠訴訟の熊本判決を受け入れ、過ちを反省したかに見えた国・厚労省。だが実は控訴断念の瞬間から、強制隔離政策の正当化と責任回避の論理が主張されていた。熊本判決以後もやまない国家の無反省ぶりと開き直りの言説を批判。また、新たに判明した日本軍占領下の「南洋群島」での患者虐殺の事実に初めて光をあてる。

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