知っているようで知らない時の常識

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株式会社ユナイテッド・ブックス

 【SF科学雑学エッセイ「時の常識」】 

時という不思議なSF、科学の世界に飛び立ってみませんか? 

Q&Aでよくわかる暮らしのなかの“時”の疑問。長年このテーマに取り組み「時の研究家」として世に知られる著者が簡明に答えるSF科学雑学エッセイ。 

・【天文学者】は天体の動きの中から正確な地球の時間を導き出そうと試みを重ね、 
・【物理学者】はモノに付随する時間の働きを解明しようと努力し、 
・【哲学者】は「時」そのものに真正面から取り組み悩み、 
・【文学者】は言葉によって時間の表現を試み、 
・【音楽家】は時間を舞台に自分のテーマに挑み…… 
というように、人類は、『時』を解明するために、それぞれの分野で数千年の努力を重ねているのですが、まだ結論が出せていません。 
それだけ人間にとって『時』のテーマは大きいのです。 

お気に入りの時計を眺めながら、“身近でありながら不思議な時の世界”に旅立ってみませんか? 
五〇〇〇から六〇〇〇年間にわたる先輩たちの試行錯誤や研究成果をかじってみると、新たな時の世界が拓けてきます。 


≪目次≫ 
第一章 未来の“時”はこう変わる 
ニューヨークへの日帰り旅行は実現するか 
コンピュータはヒトの時間意識まで変える? 
宇宙船で使われているのはどの国の時間? 
国際宇宙ステーションで使われる標準時とは? 
(中略)

第二章 あらためて知りたい標準時の決め方 
一年の始まりは何を根拠に決められたの? 
一週間はどうして七日なの? 
一日はなぜ二四時間なのか 
一秒の長さはどうやって決まったのか 
一秒未満の単位はどうして一〇進法なの? 
うるう秒はどんなタイミングで入れるの? 
(中略)

第三章 素朴な“時”の疑問 
浦島太郎伝説がタイムトリップだとすれば 
日本人がせっかちになったのはいつから? 
せっかちから脱却する方法は? 
古畑任三郎はなぜ時間にこだわるか 
電話の報時サービスが始まったのはいつ? 
(中略)

第四章 知っていると便利、最新“時のマナー” 
パーティではなぜ「遅刻が礼儀」なのか? 
時間厳守はなぜ必要か 
早めに到着しておくメリットとは? 
(中略)

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