危険な関係

前表紙
岩波書店, 2015/07/16 - 297 ページ
背徳漢ヴァルモンとその恋人メルトイユ夫人が狡智をかたむけて仕組んだたくらみは、今や着々と実行に移されていった。清純なセシルもヴァルモンの甘く執拗な誘惑に抗しきれず、ついにその身を彼の胸にゆだねる...。えぐるがごとき鋭い心理分析のゆえに、この書簡体小説はフランス心理小説の最高傑作の一つに数えられている。

書誌情報