Nihon koten bungaku zenshū, 第 44 巻Shōgakkan, 1975 |
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にち日の敵、後日の敵といふ分ちは知らず。助太刀頼まぬといふ市之進の妻敵一人は「地ハル岩木甚平が助太刀討つた、お見やれと。こしひゃうらううつはものおしひらあらひとかた 1 が手箱にて見つけ、へんきやつも、一刀と思へども、「一時には手におよば ...
にち日の敵、後日の敵といふ分ちは知らず。助太刀頼まぬといふ市之進の妻敵一人は「地ハル岩木甚平が助太刀討つた、お見やれと。こしひゃうらううつはものおしひらあらひとかた 1 が手箱にて見つけ、へんきやつも、一刀と思へども、「一時には手におよば ...
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... といふは、傾城に付て、其請待する挙屋へやりわたすゆへに、遣手といふ」 (色道大鏡)。「茜さす」は、「日」「月」などにかかる枕詞。ここは、茜色(夕焼けのような赤色)を帯びた、の意。「春ノ暮月、月ノ三朝、天地ニ酔ヘリ、桃李/盛ンナルナリ」(和漢 ...
... といふは、傾城に付て、其請待する挙屋へやりわたすゆへに、遣手といふ」 (色道大鏡)。「茜さす」は、「日」「月」などにかかる枕詞。ここは、茜色(夕焼けのような赤色)を帯びた、の意。「春ノ暮月、月ノ三朝、天地ニ酔ヘリ、桃李/盛ンナルナリ」(和漢 ...
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... といふもの覚えました。金の草鞋で尋ねても。二人とない女郎に思はる。地与次兵衛殿はあやかり者。名物も戻しませう。だりには以前の小判貰ひましたと。取る手六ひけふものを、母が色はつたと打ち。ヤイ卑怯者。今の言葉がはや違ふ。難波屋の家につけるか ...
... といふもの覚えました。金の草鞋で尋ねても。二人とない女郎に思はる。地与次兵衛殿はあやかり者。名物も戻しませう。だりには以前の小判貰ひましたと。取る手六ひけふものを、母が色はつたと打ち。ヤイ卑怯者。今の言葉がはや違ふ。難波屋の家につけるか ...