王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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34 ページ
... こうした物を、求婚の具とする婚姻習俗は、今日も各地から採訪報告がなされている。今みてきたとおり、このような習俗が催馬楽に認められる以上、平安時代でも、沓を贈ることが一つの求婚の方法として、民間ではごく一般に行なわれていたものと推断してよ ...
... こうした物を、求婚の具とする婚姻習俗は、今日も各地から採訪報告がなされている。今みてきたとおり、このような習俗が催馬楽に認められる以上、平安時代でも、沓を贈ることが一つの求婚の方法として、民間ではごく一般に行なわれていたものと推断してよ ...
74 ページ
... こうした死者の蘇生復活をうながしうる沓の呪力を信じた上で、素足で死出の旅にたった夫の、その肉体からあくがれでた魂魄を呼び戻そうとして必死になってうたいかけた、いわゆる死者の〈魂乞い〉〈魂呼ばい〉の歌であったといえる。十四葬送歌と貴種流離 ...
... こうした死者の蘇生復活をうながしうる沓の呪力を信じた上で、素足で死出の旅にたった夫の、その肉体からあくがれでた魂魄を呼び戻そうとして必死になってうたいかけた、いわゆる死者の〈魂乞い〉〈魂呼ばい〉の歌であったといえる。十四葬送歌と貴種流離 ...
97 ページ
... こうした魂と影の係わりの考慮なしには説きつくせぬものであった。『万葉集』巻十一にある次の歌も、こうした魂のあり様を考えることなしでは、解釈しきれない一首であろう。朝影にわが身はなりぬ。玉かぎるほのかに見えて、去にし子故にこの「朝影に ...
... こうした魂と影の係わりの考慮なしには説きつくせぬものであった。『万葉集』巻十一にある次の歌も、こうした魂のあり様を考えることなしでは、解釈しきれない一首であろう。朝影にわが身はなりぬ。玉かぎるほのかに見えて、去にし子故にこの「朝影に ...
多く使われている語句
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