王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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... こそあらめ」(三一四~五頁)と思う。しかしこれは「我よりかみの人やあるべき」――女三宮何するものぞという矜恃の高さによって打ち消されるべき性質のものであり、略奪されるように迎えられはしたが、結婚の正式の儀式である裳着も新手枕の後で順序は逆 ...
... こそあらめ」(三一四~五頁)と思う。しかしこれは「我よりかみの人やあるべき」――女三宮何するものぞという矜恃の高さによって打ち消されるべき性質のものであり、略奪されるように迎えられはしたが、結婚の正式の儀式である裳着も新手枕の後で順序は逆 ...
207 ページ
... こそ、たいなら. と語られる。傍線部のように「たしかなたよりもない身の私には、妻もなかなか見つかりません」と答えている。夕霧はこの四月、長年の思いが叶って雲井雅と結婚したばかりなのである(「藤裏葉」)。しかもまめ人の彼がこう答えるので奇異に ...
... こそ、たいなら. と語られる。傍線部のように「たしかなたよりもない身の私には、妻もなかなか見つかりません」と答えている。夕霧はこの四月、長年の思いが叶って雲井雅と結婚したばかりなのである(「藤裏葉」)。しかもまめ人の彼がこう答えるので奇異に ...
231 ページ
... こそ、直人の懸想だちて、いとをかしくも思え侍りつれ。(「東屋」(一五一~二頁)ガマホ祝言間際に浮舟が常陸介の実子でない ... こそ、おずましかりけれ。つと添ひ居て、守りたてまつり、ひきもかなぐりたてまつりぬべくこそ、思ひたりつれ」(一五〇頁) ...
... こそ、直人の懸想だちて、いとをかしくも思え侍りつれ。(「東屋」(一五一~二頁)ガマホ祝言間際に浮舟が常陸介の実子でない ... こそ、おずましかりけれ。つと添ひ居て、守りたてまつり、ひきもかなぐりたてまつりぬべくこそ、思ひたりつれ」(一五〇頁) ...
多く使われている語句
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