王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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57 ページ
... によって、少しでも豊かな生活を保証してもらおうと希求した祖たちの素朴な生活の知恵の所産にほかなるまい。また、麻裏草履をふじくらと称するそのぐらの語意にも、このような沓を神座と考える原義が化石化して、かろうじて残ったものと断じてよいと思う ...
... によって、少しでも豊かな生活を保証してもらおうと希求した祖たちの素朴な生活の知恵の所産にほかなるまい。また、麻裏草履をふじくらと称するそのぐらの語意にも、このような沓を神座と考える原義が化石化して、かろうじて残ったものと断じてよいと思う ...
122 ページ
... によってその運命が領導されているのである。ことに光源氏と明石上は、明石を場とする霊夢の回路を通過するとこによって、無上の幸いを獲得していく。明石一族の繁栄は、ここに確約されていた。それを寺社縁起のようなたんなる霊夢譚でなく、夢をうつつの ...
... によってその運命が領導されているのである。ことに光源氏と明石上は、明石を場とする霊夢の回路を通過するとこによって、無上の幸いを獲得していく。明石一族の繁栄は、ここに確約されていた。それを寺社縁起のようなたんなる霊夢譚でなく、夢をうつつの ...
162 ページ
... によって導引されるものが桐壺院の霊では、物語の展開上矛盾をきたす。そこで仮構されたのが、「仏天の咎め」ではなかったか。冷泉院出世の秘密は夜居の僧都によって密奏されるが、冷泉帝がそれをご存知ないのは、「罪重くて、天の眼(天の照覧)おそろしう ...
... によって導引されるものが桐壺院の霊では、物語の展開上矛盾をきたす。そこで仮構されたのが、「仏天の咎め」ではなかったか。冷泉院出世の秘密は夜居の僧都によって密奏されるが、冷泉帝がそれをご存知ないのは、「罪重くて、天の眼(天の照覧)おそろしう ...
多く使われている語句
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