王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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87 ページ
... らむ。おもかげさらぬ、なみのうへかな こひしきに、わびてたましひまどひなば、. と、やはり根拠のある推量の助動詞「らし」を使用、老女を面影に見ることを根拠にして、自分を慕う嫗の恋情の切なさを推しはかっている。『松浦宮物語』においてもそうだ ...
... らむ。おもかげさらぬ、なみのうへかな こひしきに、わびてたましひまどひなば、. と、やはり根拠のある推量の助動詞「らし」を使用、老女を面影に見ることを根拠にして、自分を慕う嫗の恋情の切なさを推しはかっている。『松浦宮物語』においてもそうだ ...
108 ページ
... らむ」といふに、おそろしとおもへどかしてけり。さめて夢にやあらむとおもへど、太刀はまことにとらせてやりてけり。とばかり聞けば、いみじうさきのごといさかふなり。しばしありて、はじめの男きていみじうよろこびて、「御とくにとしごろねたき物うち ...
... らむ」といふに、おそろしとおもへどかしてけり。さめて夢にやあらむとおもへど、太刀はまことにとらせてやりてけり。とばかり聞けば、いみじうさきのごといさかふなり。しばしありて、はじめの男きていみじうよろこびて、「御とくにとしごろねたき物うち ...
138 ページ
... けきに、月の雲がくて、森の木立こぶかく、心すごし。かへり出でん方もなき心地して、をがみ給ふに、ありし御面影、さやかに見え給いる、そゞろ寒きほど亡き影やいかゞ見るらむ。よそへつながる月も、雲がかかる 明けはつる程に、かへり給ひて 138.
... けきに、月の雲がくて、森の木立こぶかく、心すごし。かへり出でん方もなき心地して、をがみ給ふに、ありし御面影、さやかに見え給いる、そゞろ寒きほど亡き影やいかゞ見るらむ。よそへつながる月も、雲がかかる 明けはつる程に、かへり給ひて 138.
多く使われている語句
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