王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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... られた藤壺を辞されるにあたり、初日履いて来られた沓を履かれることは不可能となる。この場合、初日の沓は大事に保管され、東宮が帰りに履かれる代わりの沓を女方からさしあげた、とも考えられなくはないが、藤原頼長の著した『婚記』などを繙くと、結婚 ...
... られた藤壺を辞されるにあたり、初日履いて来られた沓を履かれることは不可能となる。この場合、初日の沓は大事に保管され、東宮が帰りに履かれる代わりの沓を女方からさしあげた、とも考えられなくはないが、藤原頼長の著した『婚記』などを繙くと、結婚 ...
47 ページ
... られぬような焦躁のうちに、近江の大津の宮で崩ぜられた、とする通説に従うべきであろう。『帝王編年記』「或日」の伝えは、巷の風説とみるべきである。ただ、そういう風説が起こる雰囲気があったことは確かである。しかもその際、天皇はその沓を残して ...
... られぬような焦躁のうちに、近江の大津の宮で崩ぜられた、とする通説に従うべきであろう。『帝王編年記』「或日」の伝えは、巷の風説とみるべきである。ただ、そういう風説が起こる雰囲気があったことは確かである。しかもその際、天皇はその沓を残して ...
220 ページ
... られ二条東院に住む花散里の容貌は、気立てはやさしいが「まほならずもおはしけるかな」普通でなく「片ほ」で、よくもまあ父君は見捨てなかったことだ見捨てられて当然の容貌であり、「向ひて見るかひ」のないような、気の毒なほどの不器量であった、と ...
... られ二条東院に住む花散里の容貌は、気立てはやさしいが「まほならずもおはしけるかな」普通でなく「片ほ」で、よくもまあ父君は見捨てなかったことだ見捨てられて当然の容貌であり、「向ひて見るかひ」のないような、気の毒なほどの不器量であった、と ...
多く使われている語句
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