王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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14 ページ
... 伊勢物語』は死を自覚しながらも悟りきれぬまま死に直面する昔男の、人間味豊かな心象を、『大和物語』とは比較にならぬほどの短い章段で語りきり、読者に人の死の重さを思わせる。二死を語る章段『伊勢物語』で語られる死とかかわる章段は、次のように ...
... 伊勢物語』は死を自覚しながらも悟りきれぬまま死に直面する昔男の、人間味豊かな心象を、『大和物語』とは比較にならぬほどの短い章段で語りきり、読者に人の死の重さを思わせる。二死を語る章段『伊勢物語』で語られる死とかかわる章段は、次のように ...
17 ページ
... 伊勢物語』が有する風流・風雅な行ないをたっとぶみやび心の所産であろう。哀悼・追善の場でも風流の心を保ちうるところに、『伊勢物語』的美の世界が認められるのである。四霊魂と螢ウスモノ女車に螢を放す三十九段の源至と同類の逸話は、『宇津保物語 ...
... 伊勢物語』が有する風流・風雅な行ないをたっとぶみやび心の所産であろう。哀悼・追善の場でも風流の心を保ちうるところに、『伊勢物語』的美の世界が認められるのである。四霊魂と螢ウスモノ女車に螢を放す三十九段の源至と同類の逸話は、『宇津保物語 ...
237 ページ
... 伊勢物語葬送関係章段を中心に―『一冊の講座伊勢物語』(日本の古典文学 2 )有精堂、昭和五十八年三月刊に「葬送関係章段」の題で執筆。第一章沓をめぐっての伝承―伊勢物語六十五段を中心に――昭和四十三年度中古文学会秋季大会(十一月十六日、於・同志社 ...
... 伊勢物語葬送関係章段を中心に―『一冊の講座伊勢物語』(日本の古典文学 2 )有精堂、昭和五十八年三月刊に「葬送関係章段」の題で執筆。第一章沓をめぐっての伝承―伊勢物語六十五段を中心に――昭和四十三年度中古文学会秋季大会(十一月十六日、於・同志社 ...
多く使われている語句
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