王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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63 ページ
... 女性に委ねたいという意志表明を意味したのであろう。だから女性は、その贈り届けられた沓を、受け取らなかったり、一時的には受けても、それを送り返すことによって、男の求愛を拒絶したり、また離婚の切り札として離縁状の代用ともしえたのである。古来 ...
... 女性に委ねたいという意志表明を意味したのであろう。だから女性は、その贈り届けられた沓を、受け取らなかったり、一時的には受けても、それを送り返すことによって、男の求愛を拒絶したり、また離婚の切り札として離縁状の代用ともしえたのである。古来 ...
200 ページ
... 女三宮降嫁までは、二条院・六条院の正妻の座をしめた女君であったといえよう。光源氏の多彩を極めた女性遍歴も、朝顔姫君や玉への愛の傾斜も小さくなかったとはいえ、結果的には二十七歳のときに契った明石上で終わっているのも、その証拠としてあげる ...
... 女三宮降嫁までは、二条院・六条院の正妻の座をしめた女君であったといえよう。光源氏の多彩を極めた女性遍歴も、朝顔姫君や玉への愛の傾斜も小さくなかったとはいえ、結果的には二十七歳のときに契った明石上で終わっているのも、その証拠としてあげる ...
220 ページ
... 女三宮(「若菜上」)の降嫁をうけるまで、主な女性だけでも十四名をかぞえる。光源氏の愛をうけた十四名の女性たちのなかで、末摘花と花散里と、二人も醜貌の女が登場するのであった。末摘花の醜貌ぶりは周知のところで、あとで再確認したいと思うが、花散 ...
... 女三宮(「若菜上」)の降嫁をうけるまで、主な女性だけでも十四名をかぞえる。光源氏の愛をうけた十四名の女性たちのなかで、末摘花と花散里と、二人も醜貌の女が登場するのであった。末摘花の醜貌ぶりは周知のところで、あとで再確認したいと思うが、花散 ...
多く使われている語句
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