王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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25 ページ
... 習俗に限ってみていきたいと思う。それにはまず「女護が島伝説」から始めるのが常道であろう。滝沢馬琴の『椿説弓張月』や平賀源内の『風流志道軒伝』などをみると、南風に身を曝し子を孕む女ばかりが住む島・女護が島では、たまたま難破した船が漂着 ...
... 習俗に限ってみていきたいと思う。それにはまず「女護が島伝説」から始めるのが常道であろう。滝沢馬琴の『椿説弓張月』や平賀源内の『風流志道軒伝』などをみると、南風に身を曝し子を孕む女ばかりが住む島・女護が島では、たまたま難破した船が漂着 ...
43 ページ
... 習俗を素足とするこのような見方が、果たして正鵠を射たものかどうかは、はなはだ疑問に思う。というのは、今日の考古学の研究成果を一瞥すると、当時の都であった平城宮の遺跡から、下駄や靴下が( ~ )発掘されていることは周知のところであるが、東国 ...
... 習俗を素足とするこのような見方が、果たして正鵠を射たものかどうかは、はなはだ疑問に思う。というのは、今日の考古学の研究成果を一瞥すると、当時の都であった平城宮の遺跡から、下駄や靴下が( ~ )発掘されていることは周知のところであるが、東国 ...
50 ページ
... 習俗と沓とのかかわりは深い。古来沓には、本意のようにならぬ男女の場合でさえ、その離合を自由にしうる呪力があると信じ ... 習俗のみに限定して考えてみると、そういえなくもないが、しかし私はこの説に、ただちに従い難い思いがする。なぜかというと ...
... 習俗と沓とのかかわりは深い。古来沓には、本意のようにならぬ男女の場合でさえ、その離合を自由にしうる呪力があると信じ ... 習俗のみに限定して考えてみると、そういえなくもないが、しかし私はこの説に、ただちに従い難い思いがする。なぜかというと ...
多く使われている語句
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