王朝びとの精神史桜楓社, 1983 - 260 ページ |
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... 考えられる。とすると、何も「履著け」などとうたう必要はないわけで、結局この歌の生命はまったく失われてしまう。このような風俗から考えてみても、これを都の女の詠歌とすると、折口信夫博士の説かれるとおり、「遠く家に居て、出発の砌に、夫( + )に ...
... 考えられる。とすると、何も「履著け」などとうたう必要はないわけで、結局この歌の生命はまったく失われてしまう。このような風俗から考えてみても、これを都の女の詠歌とすると、折口信夫博士の説かれるとおり、「遠く家に居て、出発の砌に、夫( + )に ...
67 ページ
... 考えがあるように思われる。草鞋をはくことによって、お山をかけることのできる神域をも自由自在に駆けめぐることのできると考えたらしいことが、次にあげるような民俗から察知できよう。菅江真澄は『雪出羽道』の平鹿郡の条に、クツツミナガネカヘリマ ...
... 考えがあるように思われる。草鞋をはくことによって、お山をかけることのできる神域をも自由自在に駆けめぐることのできると考えたらしいことが、次にあげるような民俗から察知できよう。菅江真澄は『雪出羽道』の平鹿郡の条に、クツツミナガネカヘリマ ...
159 ページ
... 考えは「仏教のものではないと思う。死者が死んで後までもわが子の上を思い、あの世にあってもなお庇護するという考えは、仏教のものではなく、わが国に古くから存する考えである。この考えでは、死者は生者と連続して考えられている。それは生者の側から ...
... 考えは「仏教のものではないと思う。死者が死んで後までもわが子の上を思い、あの世にあってもなお庇護するという考えは、仏教のものではなく、わが国に古くから存する考えである。この考えでは、死者は生者と連続して考えられている。それは生者の側から ...
多く使われている語句
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