動植物のフォークロア, 第 1 巻谷川健一 三一書房, 1992 - 490 ページ |
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... ともし火をめざしては、駆けまわっトナあまほら山の上に、小さな青いともし火が燃えていました。七匹の馴鹿がそれを見つけて、山の上に登って行きました。ともし火はトナカイの角より、ずっと高い所にあったので、トナカイたちはそれを取ろうと、雲のうえ ...
... ともし火をめざしては、駆けまわっトナあまほら山の上に、小さな青いともし火が燃えていました。七匹の馴鹿がそれを見つけて、山の上に登って行きました。ともし火はトナカイの角より、ずっと高い所にあったので、トナカイたちはそれを取ろうと、雲のうえ ...
56 ページ
... ともいうことです。サルがサルのおしりを笑うわけです。おサルのしりはなぜ赤い――そのいわれを説いた昔話も、いくつか伝わっていますが、中で珍しいのは、沖縄の「長者ザル」の話です。昔、不思議な旅びとに、すげなく宿を断った欲深長者がサルにされ ...
... ともいうことです。サルがサルのおしりを笑うわけです。おサルのしりはなぜ赤い――そのいわれを説いた昔話も、いくつか伝わっていますが、中で珍しいのは、沖縄の「長者ザル」の話です。昔、不思議な旅びとに、すげなく宿を断った欲深長者がサルにされ ...
144 ページ
... とも柱ともたのむ夫を失ったかれらの悲嘆が偲ばれる。彼女は落胆失望のはてに、かわいいヒナを見殺しにするようなことがないだろうか。だが、彼女は決してそんな弱い女性ではなかった。いや、夫の死を知らぬもののように、けんめいにヒナを育くみ、寒い日 ...
... とも柱ともたのむ夫を失ったかれらの悲嘆が偲ばれる。彼女は落胆失望のはてに、かわいいヒナを見殺しにするようなことがないだろうか。だが、彼女は決してそんな弱い女性ではなかった。いや、夫の死を知らぬもののように、けんめいにヒナを育くみ、寒い日 ...
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多く使われている語句
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