動植物のフォークロア, 第 1 巻谷川健一 三一書房, 1992 - 490 ページ |
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... ゴロクト、ホッホのフ 唯物論者のみたいうならば、ミミック 鋸山の麓でも、よくゴロクトが鳴いた。今すんでいる藤沢の少年のころ、鎮守の森で、昼間のゴロクトをとらえて、家に二、三日飼っていたこともあった。小学生のおわりに近いころ、私は腸チブスの ...
... ゴロクト、ホッホのフ 唯物論者のみたいうならば、ミミック 鋸山の麓でも、よくゴロクトが鳴いた。今すんでいる藤沢の少年のころ、鎮守の森で、昼間のゴロクトをとらえて、家に二、三日飼っていたこともあった。小学生のおわりに近いころ、私は腸チブスの ...
270 ページ
... ゴロクトとよんでいた。これが一種類だけで、ポッポ、ポッポのミミヅクはきかなかつた。ノコギリヤマ千葉県の鋸山のふもとでは、家の近くの森で、ゴロクトの低くこもった鳴声をよくきいたが、それとは別に、すこしはなれたところで、すんだ高い声で ...
... ゴロクトとよんでいた。これが一種類だけで、ポッポ、ポッポのミミヅクはきかなかつた。ノコギリヤマ千葉県の鋸山のふもとでは、家の近くの森で、ゴロクトの低くこもった鳴声をよくきいたが、それとは別に、すこしはなれたところで、すんだ高い声で ...
280 ページ
... ゴロクト・ホッホが、もつとも実際の鳴声にちかい写音であり、したがってまた、なんらの寓意をもふくまない純粋の写音として、これが一番ではないかとおもう。しかるに、このゴロクト・ホッホ、せいかくにいうならば、ホッホ・ゴロクト・ホッホの写音は ...
... ゴロクト・ホッホが、もつとも実際の鳴声にちかい写音であり、したがってまた、なんらの寓意をもふくまない純粋の写音として、これが一番ではないかとおもう。しかるに、このゴロクト・ホッホ、せいかくにいうならば、ホッホ・ゴロクト・ホッホの写音は ...
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