第一次世界大戦開戦原因の再検討: 国際分業と民衆心理

前表紙
岩波書店, 2014 - 272 ページ
その後の世界のあり方を決定的に変えたといわれる第一次世界大戦の開戦から一〇〇年が経つ。現在のグローバリゼーションにも比べられるような経済的国際分業体制が構築されていた当時、なぜ世界を二分する戦争が勃発したのか。帝国主義論などのさまざまな通説を再検証するとともに、現在的観点から開戦原因について考察する。

著者について (2014)

小野塚知二(おのづかともじ) 1957年生.東京大学大学院経済学研究科教授.西洋社会経済史.『クラフト的規制の起源――19世紀イギリス機械産業』(有斐閣,2001),『労務管理の生成と終焉』(榎一江と共編著.日本経済評論社,2014)など.

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