ロボット考学と人間 未来のためのロボット工学

前表紙
株式会社 オーム社, 2014/08/20 - 416 ページ

 ロボットづくり、ものづくりの神髄はここに!

本書は、「ロボットとは何か」、「人間存在とは何か」という普遍的なテーマに、著者が様々な切り口から論考を加え、第一線で活躍する技術者・工学者たちへのメッセージと「考えるヒント」にあふれた技術論集です。

『ロボコンマガジン』誌連載(「ロボット考学と人間」の全40回分)を1冊にまとめ、今日的観点から記述の細部を見直し、再構築して単行本化しました。


序 章 「ロボット考学」とは何か
第1章  自然と人間から学ぶ、ロボット工学―ロボットの設計思想―
第2章  ロボットから考える、人間というもの―ロボットの哲学―
第3章  ロボットの世界―ロボット独自の発展を考察する―
第4章  設計への警告―幸せとは何か―
第5章  ロボコンに学ぶ―「技道」の哲学―
第6章  ロボット工学者へ―創造的な研究のために―
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目次

45 貪欲と足るを知る心
193
1 計画停電に思う
195
2 知らぬ間に贅沢になって来ていた
196
3 電線に感謝しよう
199
4 貪欲と足るを知る
201
46 不気味の谷現象発見
203
1 不気味の谷とは
204
2 動きが加われば
207

3 仮説の検証
15
4 自然の見事さ不思議さ
18
12 右と左
20
1 左右は単なる対称ではない
21
2 左右は1+12より大きい
22
3 身近にある左右の違い
23
4 内臓の非対称
25
5 赤ん坊を抱く側
26
6 右脳と左脳
27
7 目的論だけでは説明できない
28
13 ロボットに演奏させる意味
29
2 目が腹の下にあったら
31
3 ロボットと環境との負荷分担
33
4 ロボットに楽器を演奏させる意味
35
5 目的かプロセスか
36
6 プロセスを楽しむ茶道の点前
38
7 両方ともが重要
39
2 指の機能の多様性
41
3 指の関節と親指の重要性
43
4 指系の自由度分配
45
5 指の本数の機能度への影響
46
6 手の形
47
15 寸法体系とロボット
48
1 紙が鉄を切る?
49
2 建築や家具のモジュールとは
51
3 人間が元か地球が元か
52
4 生涯かかって96に到着
53
5 物離れ論
55
6 介護家事ロボットとモジュール
57
16 すき間のない機械
58
3 ボルトがゆるむ問題
61
4 四角いシリンダのエンジン
63
5 すき間と機械の変革
65
6 人工筋肉
66
17 周辺視野と中心視野あいまいな全体把握の大切さ
67
2 周辺視野と中心視野
68
3 視覚と聴覚の役割分担
70
4 全体の中での位置づけの意味
72
5 足が乗る部分だけあっても歩けない
74
第2章ロボットから考える人間というものロボットの哲学
77
21 ロボットに対する人間の認識ロボットは第三の特別なものか
78
2 非常に特別なものなのかロボットは
80
3 ペットロボットとは如何なる存在か
81
4 システムの複雑化と新機能の創生
84
22 ロボットと顔
86
1 始原的に見た顔の必要性
87
2 受信器としての顔
88
3 発信器としての顔
89
4 顔とアイデンティティ
91
5 眼と顔
93
6 顔と正面
94
7 ロボットと顔
95
23 意識とロボット
96
2 意識この不可解なもの
98
3 他人の意識はどうして分かるのか
102
5 二つの思考実験
104
6 ロボット作りこそが意識を解明する
105
24 ロボットと自己
106
1 人間の場合自己とは何だろう
107
2 ロボットに自分はあるのか
109
3 仏教が説く真の自己
111
4 縁起だから無我
112
25 ロボットと煩悩
115
2 煩悩とは何か
116
3 煩悩の内容
118
4 ロボットに煩悩を与えるには
122
5 矛盾を扱えるコンピュータ
123
6 煩悩の健康への影響
124
26 ロボットと所有
125
2 まずは自分とは
126
3 所有するとは
128
4 手で持たない所有
130
5 泥棒に金をやった逸話
132
6 難解な所有ということ
133
第3章ロボットの世界ロボット独自の発展を考察する
135
31 時間空間第三の間
136
2 物があってこそ空間観念が生じる
138
3 空間認識には膨大な情報量が必要
140
4 2次元から3次元を知る
141
5 時間と空間は先天的な直観形式
142
6 第三の間
143
32 ロボットと時間観念
145
2 第三の間
148
3 時間を作り出す根源
150
4 ロボットの時間観念と偽意識
152
5 永遠の今
153
第4章設計への警告幸せとは何か
155
41 自動化して良いことと悪いこと
156
2 複雑化は進歩か?
158
3 便利はもうたくさんだ
160
5 機械を丈夫にすると人間が壊れる
162
6 自動化してはならないこと
164
42 賢明な自動化と愚かな自動化
166
2 日本がロボット大国になった理由
168
3 愚かなロボット導入
170
4 自動化しても総人口は減らない
171
5 ホンダの手作りの自動化運動
172
43 人間型ロボットの人間以上の効果
175
1 ASIMOが心情的に役立った
176
2 感動は人間よりもASIMOが与えた
180
3 不気味の谷
181
4 提起された問題と答え
182
44 ロボット工学と退歩
184
2 社会全般の退歩調
185
3 過去の前向き価値観
187
4 夜の位相の到来
189
5 陰陽合一の理念と退歩
190
6 陰の発想とロボット工学
191
3 欧米で大きく注目される
208
4 ハリウッドで重大関心事に
209
5 発見者として認められた
210
47 目的とプロセス
213
2 科学技術と実用
214
3 目的とプロセス
216
4 因と縁と果
217
5 果に気を奪われるな
221
48 今日の技術の問題点
222
2 味のない最新技術
225
3 気付かずに向かう傲慢な態度
227
4 開発者の哲学不足
228
5 物との会話の減退
229
6 交換は修理の部類に入らない
231
49 複雑化への警告
233
2 複雑化分業化
234
3 全体が把握できない
235
4 組み上げて初めて出現する創発
236
5 枯れた技術への開眼
239
6 物との会話と安全
241
第5章ロボコンに学ぶ技道の哲学
243
51 ロボコンと技道
244
2 20年で定着
245
3 道の条件は無心
248
4 子供の技道
251
5 技道こそ物作りの粋
252
1 金剛経
253
3 ロボコンと即非の論理
259
4 ロボコン大賞と即非の論理
260
53 ロボットから習う向こうから来るのがよい
262
2 物が在ってこそ空間がある
264
3 因果関係を逆に考えてみる
265
4 向こうから来るのがよい
266
5 仏師運慶の彫刻
269
6 ロボットに習う
270
54 第25回目を迎える高専ロボコン
271
1 ロボコン略史
272
2 ロボコンマガジン誌創刊
274
3 ロボコンの源流
275
55 ロボコンを超えたロボコン
280
1 五濁の悪世
281
2 子牛の通った道と前例
282
3 本物と守破離
285
4 筆者人生の守破離
286
5 常に新しく常に超えよ
288
56 ロボコンと評価
290
3 勝敗へのとらわれ
291
4 堕落した徒競走
294
6 そうであってそうでないもの
296
7 平等相に乗った差別相
298
第6章ロボット工学者へ創造的な研究のために
301
61 ロボットは総合の意味
302
2 ロボットにお辞儀させたら倒れた
303
2 オーケストラは総合の典型
305
4 古武術応用の介護
307
5 ロボット工学への期待
310
62 古人の跡を求めないロボット
311
1 ロボットの基本思想と構想
312
2 無中枢の植物的ロボット
313
3 麻雀ロボット増殖機構
316
4 軟体機械人工筋肉へのこころみ
318
5 古人の跡を求めず
319
63 形相工学とロボット
323
2 形相と質料
324
3 アリストテレスの四原因
325
4 質料に偏った現代技術
326
5 形相工学入門I連続と不連続
328
6 形相工学入門II
331
64 ロボットと個性
333
2 良い論文ほど要注意
335
3 他を参考としない高専のロボット
337
4 個性と創造性その宇宙的意味
339
5 個性発揮とほしいまま
342
65 指が示す宇宙の重層構造
343
2 切れた部分とつながった部分
345
3 キーポイント部分の中の全体
347
4 重重無尽の構造
348
5 古人の直観の不思議
351
66 個と全体中枢と無中枢
352
2 機械部品という個と全体
354
3 中枢と無中枢系の不思議
355
4 ロボット工学的研究
357
5 個と個個と全体のつながり
358
6 個があるわけ
360
67 性格の先天性と後天性
361
2 DNAと性格
362
3 カンニング成仏
363
4 お祖母さんの頭が悪いので
365
5 盤珪禅師の諭
368
6 自在な発想
369
7 超能力現象に対する注意
371
68 技術をまねる条件
372
2 その気がなければ見えない
373
3 ブラウン管の金具の穴が四角い?
374
4 ワッシャ一つにも創造性が
375
5 肝心なところがまねできない
376
6 まねした物は常に二流だ
378
7 継承と創造
379
8 半徳を減ず
380
69 なるとする
381
2 為せば成るとパイオニアの姿勢
383
3 外側発想と内側発想
384
4 制御できる範囲
386
5 人為を超えたところ
388
あとがき
391
参考文献サイト
394
奥付
399
著作権

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