高校を中退し、社会に飛び出した少年の、愛と冒険と別れを描いた長編小説。 さえき) かすみ 賞佐伯一麦 ! 7 ボア 大江健三郎氏評 ......『ア・ルース・ボーイ』は現実 の手ごたえをしっかり感じとって いる十七歳の少年を描いている。 (中略)マンホール清掃の現場での 「ネズミ」と呼ばれる道具のおつか い方の記述など、これまでのわが 国の文学にかって見られなかった 健康な「新しい戦慄」ではあるま いか?」 ぼくは十七。教師にはルースという烙印を押 されたけれど、ルースには「自由な」「解き放 たれた」の意味もあるんだ。そのネガティー ヴな意味とポジティーヴな意味の岐路に、 いまぼくはたつーいま青春を生きている 心やさしい不良少年少女たちに、メッセージ を込めて贈る、さわやかな青春小説! ●発売中! 定価1100円 A Loose Boy 中上健次氏評 ふと天性の語り手であった太 第四回三島由紀夫賞「選評」より 定価には消費税が含まれています 大自然のこころ、神の計画と生命の意味を知らされた。希望を失ってはならない いのち、 好評の既刊一 神 の の 計惑 微 志 福画愛 笑 1400 1350 1340 1340 共産国の暴動、湾岸戦争、環境破壊、自然災害――。大 神 の 自然の神は世界助けのためにどのように働いているのか。 人間 すべてに神の力が働いているこの世界で人間は何を求め 人間 の て思い迷うのか。神はいま太陽の光となって私に語り伝 える――すべての生命は喜び、感謝の歌をうたっている >7月10日発売」 待望の復刊/8月刊行 ......。九十五蔵を生きる著者の、書下ろし長編小説。 定価1400円 人間の運命全7巻セット 地主一家と、上京したフリーター。「故郷をなくした」人間がすれ違う一瞬。 。 雷山からの下山 伊井直行 >7月19日発売・定価1300円 丸山昭さんは幼いころ雷山を見ながら育ち、いまその頂上に住んで いる。現在、富山の一帯は「見晴しが丘」と呼ばれる住宅地である。 松本秋彦君は丸山さんの経営するヘリバティ見晴しが丘〉に住み、 会社を辞めて一年になる。今日は新しい仕事の入社試験の日......。 宅地化される都市郊外の光景と人間模様を、鮮かに描く長編小説。 士魂の音色 森村誠一 命じられるままに暗殺を重ねたも のの最後の土壇場で自己主張した 岡田以蔵。世の中のことを誰より も見通すことのできる乞食と桂小 五郎との不思議な出会い。日本に おける西洋菓子の原型を造り上げ た紅留吉に、意外な影響を与え た水倉新八。虚実を巧みにないま ぜにして、幕末史の裏面にひそむ 九つの秘話を描く短篇時代小説集。 ~7月9日発売・定価1400円 時代が叫びをあげる幕末、激動の歴史の 背後にうずまくいくつもの影。 その影を浮かびあがらせる九つの異譚。 "ポスト足利 を狙う好長慶、世逆軍団を率い私腹を肥す松永弾正、 波沙羅ぶりを発揮する信長.....武田父子が謙信が男躍する一五五 年の荒廃した京・大坂に若き太閤・日吉丸は何を見た? 妖術マラ タトウに翻弄されつつ将軍家姫君香具耶を略奪し、イスパニア人か ら鉄砲百挺を授かるのは誰?姫争奪戦に始まる戦国滑稽夢譚! 定価には消費税が含まれています 山田風太郎 一片の知識は、学習の成果ではない。学んだ ことの唯一の証しは、何かが変ることだ! 灰谷健次郎の本 わたしの出会った 子どもたち >7月28日発売 定価1200円 1100 灰谷健次郎 林先生に 伝えたいこと 1130 少女の器 いのちの小さな 声を聴け 1000 すべての子どもは、それぞれかけがえの ない個性をもち、能力をそなえている。 今日の教育の現場は、果してそれをさぐ りあて、引き出しているといえるだろう か。 不幸にも若くして罪を犯さざる をえなかった女性からの手紙を手がかり に、本当の教育とは何かを切々と問う、 感動の書下ろし教育論。 水上勉灰谷健次郎 友は少なく、敵は多く持てというのが、若いときからの私の信念であった。 のんびりのびのびマンボウ氏、そのほうようとした日常に、時に情 怒の発作がおとずれます。ウヌッ、これだけは敢えて言っておきた 湾岸戦争など世界の動きから、近ごろの日本と日本人、あの 人この人のこと、そして身辺のあれこれまで。喜・怒・哀・楽を抑 制するばかりが美徳ではないと、ホンネでつづる最新エッセイ集。 「俺は日本の文化を生きているのだ」と、彼は口癖のようにいっていた 彼を何と形容しようか。本当の目利き。美を生きた人。趣味の生活 を「思想」とした男。これからの日本には度と現れないであろう真 の趣味人。小林秀雄口く、「僕たちは秀才だが、あいつだけは天才 だ」。「青山学院」最後の生徒を自認する著者が、彼をめぐる昭和文 壇の巨匠たちの実像をまじえ、その師の真の姿を活写。 定価には消費税が含まれています |