異文化理解の視座―世界からみた日本、日本からみた世界

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130010368
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3000

出版社内容情報

私たちの歴史や文化は世界中の人々に,どのようにみられているのか,また私たちは世界の人々をどのようにみてきたのか.そしていま私たちの文化をどのように発信していくべきか.歴史と文学とを素材に,異文化理解を深めるための方法と研究協力の可能性を追求した国際シンポジウムの記録.

内容説明

本書は、東京大学と財団法人日本国際教育協会(AIEJ)との共催により、平成一三年(二〇〇一)一一月一六・一七両日にわたって、東京国際交流館国際会議場において開催された、国際シンポジウム「東西交流と日本」(Images and Reality:Japan,the World,East‐West Exchange)における講演と発表、および討論を基に構成したものであり、同シンポジウムの報告書としてまとめられたものである。

目次

1 異文化理解の視座(世界のなかの日本文化;東の技芸、西の技芸―印刷文化史の視線)
2 相互認識の歴史的展開(東アジア諸国と日本の相互認識―一五・一六世紀の絵地図を中心に;松下見林の元禄型国際史学;ドイツの労働者がみた明治末期の日本 ほか)
3 日本文学の国際発信(日本古典文学の“開かれた構造”;世界文学としての源氏物語―翻訳と現代語訳の相関;日本文学とフランス語の出会い ほか)
補論1 国際化のなかの日本文学研究―体験的な活動による国際交流
補論2 異文化交流の文学史へ―海外資料調査と国際会議

著者等紹介

小島孝之[コジマタカユキ]
前東京大学留学生センター長。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。博士(文学)

小松親次郎[コマツシンジロウ]
国際研究交流大学村東京国際交流館前館長。文部科学省高等教育局主任大学改革官
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