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アメリカ下層教育現場

アメリカ在住ノンフィクションライターである著者は、恩師に頼み込まれ、高校の教壇に立つことになった。担当科目は「JAPANESE CULTURE(日本文化)」。前任者は、生徒たちのあまりのレベルの低さに愕然とし、1カ月も経たないうちに逃げ出していた。そこは、市内で最も学力の低い子供たちが集まる学校だった。赴任第1日目、著者が目にした光景は、予想を遙かに超えていた。貧困、崩壊家庭と、絶望的環境のなかで希望を見出せない子供たちに、著者は全力で向かい合っていくが...。子を持つ全ての親、教育関係者必読のノンフィクション。 第1章 体当たり(最初の授業ジョージ・フォアマンの言葉浦島太郎相撲集中力はもって50分殴れたらどんなに楽か......振り出ししゃぼんだまと丙牛)第2章 壁(白人の校長トラビス中間テスト実の両親と共に生活している生徒は19名中1名どうしても伝えたい内容ヘスース)第3章 チャレンジ(時間がないジャップある強盗殺人事件授業は"生き物"アメリカの教育格差銃えひめ丸国家マービン・ハグラーの台詞さらば教壇8カ月後の再会-半数の生徒が退学)第4章 ユース・メンターリング(教壇に立った経験を活かしたいBIG BROT HER&BIG SISTER20種類の誉め方ヒスパニックの少年苛めや暴力を防ぐ効果)第5章 突然の別れ(転校トレイナー・ミドルスクール英語が母語の生徒は24名中4名) (『OpenBD』より)
Print Book, Japanese, 2008.1
光文社, 東京, 2008.1
259p; 18cm
9784334034337, 4334034330
1183122565
参考文献: 巻末
初出誌『新潮45』2006年5月号